■遊助／New Album『あの・・いま脂のってるんですケド。』インタビュー（3/3）
――インタビュー2より
二人で、パーティー行かなアカンねん！ イェーイ、ハイタッチ!! みたいな（笑）
――「Brother」の遊 turingはSHOCK EYE（湘南乃風）。
彼とは2度目だよね。
遊助：そう。この遊 turingはショッくんの“天然”から始まったもので。ショッくんとご飯食べてる時に、良いトラックメーカーがいるから紹介するって言ってくれて、じゃあショッくんは遊 turingはもうやってるし、プロデューサー的立場で、その彼にトラックを作ってもらって一緒にやろうかって話してたの。で、スタジオに入って、トラックを作っていく中で、急にショッくんが、「じゃあバースだけ歌ってくるわ」って言って、レコーディングブースに入ってっちゃって。いきなり発声練習始めちゃったもんだから、オイオイ、あの人歌うよ！ 歌う気満々ですけど！って（笑）。
これまで遊 turingは一人1回だから、スタッフ陣は“あれ？ なんで？”みたいな空気になったんだけど（笑）。まぁ俺は楽しいし嬉しいし、いいやって思って。でもショッくんが気づいてないから、そのあと飯食いに行ったときに、「あなた何歌っちゃってんの？」って言ったら、「え？ ちょっと待って。俺、超恥ずかしいんだけど！ なんで歌っちゃったんだろう……」って（笑）。「次のプリプロは遊助がやれよ」ってなったんだけど、「いいよ、おかしなことになるから」って、ショッくんにやってもらうことになったの。
――歌詞のテーマは？
遊助：俺とショッくんの関係をベースに、会社の先輩と新入社員なのか、夢を語り合った地元の仲間なのかわからないけど、いつも飲んでる間柄で、家も近所だから酔いを覚ましながら一緒に歩いて帰るっていうみんなで共有できる設定にしようって。
男同士の友情……ブラザーでもあるし、バディでもあるしっていう。
――「二つ星」ではかりゆし58と遊 turing。
遊助：かりゆしも前から付き合いはあって。シングルで三線を使う曲が続いたから、ここまで続いたんだったら沖縄のおじいちゃんのことを書きたいなって思って。そうしたら（前川）真悟しか浮かばなかった。真悟は同世代なんだけど、真悟のおじいちゃんは戦争で亡くなって、俺のおじいちゃんは戦争から帰ってきて苦しんでいた。
だったら、戦争で遺された家族の悲しみを感謝しながら歌えないかなって思って。それを二つ星という例えにして、星になったおじいちゃんたちに歌いましょうって話したんだ。両家ともおばあちゃんも亡くなっているから、その二つ星がおじいちゃんとおばあちゃんなのか、二人のおじいちゃんなのかわからないけど、そういうふうになったらいいねって。
――そして今回は「History V」で3.11のことを歌っています。この日、遊助は初の日本武道館公演だったんだよね。
遊助：やっぱり遊助のヒストリーの中でこの日を無視しちゃいけないなって。
自分の人生の中で大きかった出来事だし。
――当日はどんな状況だったの？
遊助：感情洗濯機、みたいな。もう感情がグルングルンて。揺れが来たときに、これはライブどころじゃないってすぐにわかったんだけど、座長としてまずは状況を把握しないといけないと思って。目の前で泣きじゃくっているスタッフやダンサーの女の子たち、テンパって走り回ってるスタッフ、隣の九段会館の屋根は崩れて空にはヘリコプターが飛び回って、救急車は集まってくるし、管理室に置いてあるテレビにはとんでもない映像が映ってた。
――それにしても、初の武道館という記念日に、まさか大震災が来るとは……。
遊助：そう。自分の運命を呪うというか、初めて武道館のステージに立つ日に、365分の1の確率で遭遇する？って。
――3月11日の武道館を経て、人前に立って表現する者として覚悟が決まった部分はある？
遊助：うん、ある。すごく意味を感じたし、意味を感じなきゃやっていけなかった部分もあるし。当時は歌っていいのかなって思ったし、何を歌詞にしていいかわからなかったし、大丈夫って言葉すら言えなかった。でも、あれから6年経って改めて思うけど、あの出来事には意味があって、偶然か必然かはわからないけど、使命的なものを感じるんだよね。
3月11日は原点を忘れずにみんなに届けていこうと思える大事な日だから、これを曲に残しておきたかったんです。
――7月12日から全国ツアーが始まるけど、どんなツアーになりそう？
遊助：俺一人でもう特訓を始めてるものがあるけど……。
――特訓？ 何をやろうとしてるの？ ヒントだけでも教えて（笑）。
遊助：俺がやっているところをまだ誰も見たことがないもの。ん～……そこから!? みたいなやつかなぁ。まぁライブで初めて観たほうがいいでしょ！ 想像つかないものをやるので、楽しみにしてて！
――インタビュー1へ
≪リリース情報≫
7th Album
『あの・・いま脂のってるんですケド。』
2017.04.19リリース
【初回生産限定盤A】CD＋DVD
SRCL-9365～66 / ￥3,900（税抜）
※のれん紙ジャケット仕様
【初回生産限定盤B】CD＋DVD
SRCL-9367～68 / ￥3,900（税抜）
※のれん紙ジャケット仕様
【通常盤】CD
SRCL-9369 / ￥3,200（税抜）
※初回仕様：オリジナルトレーディングカード4種のうち1種ランダム封入
≪ツアー情報≫
2017年7月12日（水）オリンパスホール八王子
2017年7月16日（日）神戸国際会館
2017年7月17日（月）神戸国際会館
2017年7月22日（土）名古屋センチュリーホール
2017年7月23日（日）名古屋センチュリーホール
2017年7月28日（金）東京国際フォーラム ホールA
2017年7月30日（日）アクトシティ―浜松
2017年8月6日（日）パシフィコ横浜国立大ホール
2017年8月11日（金）福岡サンパレス
2017年8月12日（土）福岡サンパレス
2017年8月19日（土）本多の森ホール（金沢）
2017年月26日（土）オリックス劇場
2017年8月27日（日）オリックス劇場
2017年9月3日（日）仙台サンプラザ
2017年9月5日（火）よこすか芸術劇場
2017年9月6日（水）よこすか芸術劇場
2017年9月9日（土）広島文化学園HBGホール
2017年9月16日（日）大宮ソニックシティ
2017年9月17日（日）大宮ソニックシティ
2017年9月23日（土）オリックス劇場
2017年9月24日（日）オリックス劇場
◎チケット一般発売日：4月29日（土）～
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