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フリーザを扱う重み。映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」林田プロデューサーに聞く

2015年5月1日 10時50分 ライター情報:オグマナオト
4月18日の公開からわずか10日間で観客動員が140万人を突破した映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』。フリーザ復活の理由、これまでの作品から踏襲したこと、あえて変えた部分など、映画の見どころについて東映アニメーションの林田師博(はやしだのりひろ)プロデューサーに話を聞いた。
東映アニメーションの林田師博プロデューサー

《ストライクゾーンど真ん中に豪速球を投げているような感じ》

─── 改めてフリーザの偉大さを感じる映画になっていました。今回、フリーザを敵役として起用した背景を教えてください。

林田 前作『神と神』がおかげさまで国内だけでなく海外からも高い評価をいただきました。その結果、「続編を作ろう!」「次回は鳥山先生に脚本を書いていただこう」という流れになりました。そんな中で鳥山先生が出会ったのがマキシマム ザ ホルモンさんの「F」という曲です。この「F」はまさにフリーザのことを歌った曲。この曲を聴いた鳥山先生が触発されて、「そうだ! フリーザ復活っていうのはあるよね」と。そこから先生のシナリオの発想が生まれました。

─── フリーザを敵役にした効果、反響はいかがですか?

林田 『ドラゴンボール』の敵役について様々な人気調査があるのですが、1位はやっぱりベジータ。次によく名前が挙がるのがフリーザなんです。キャラクターが立っているだけに、やっぱり反響は凄いものがあります。と同時に、製作陣の間では、人気キャラであるフリーザを扱うことの重みも実感しています。
復活を果たしたフリーザ様
(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会

─── 鳥山先生のシナリオを読んだ時はどんな感想を抱きましたか?

林田 原作の漫画を読んでいる気になるくらい、非常に面白かったです。ストライクゾーンど真ん中に豪速球を投げているような感じで、原作ファンの方も「これだよ、これ!」と納得のいくものになっていると思います。特に、キャラクターそれぞれが発する言葉のひと言ひと言が非常に説得力があるんです。それは、他のシナリオライターには表現しきれない原作者ならではのものだと思います。

─── 前作の『神と神』は18年ぶりの『Z』作品だったこともあり、同窓会的な「フルキャストそろい踏み!」といった感じがありました。それに対して今回は、登場するキャラクターを絞った印象があります。

林田 あの絞り方が結果的によかったと思っています。たとえば、ピッコロやクリリンなんかはこれまでバトルシーンがなかなか描けず、語り手役になることも多いのですが、今回は登場したキャラクターそれぞれ、活躍する姿を描けていると思います。

ライター情報

オグマナオト

福島県出身。『週刊野球太郎』『web R25』を中心にスポーツネタ、野球コラムを寄稿。構成した本に『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』『福島のおきて』など。

URL:Twitter:@oguman1977

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