第4週「私がみつけます!」 第21回 10月24日(水)放送より
脚本:福田 靖 
演出:安達もじり
音楽:川井憲次
キャスト:安藤サクラ、長谷川博己、内田有紀、松下奈緒、要潤、大谷亮平、
     桐谷健太、片岡愛之助、橋本マナミ、松井玲奈、呉城久美、松坂慶子、橋爪功ほか
語り:芦田愛菜
主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
制作統括:真鍋 斎
「まんぷく」21話。疎開先で、それはいいの?電気泥棒じゃないのか萬平さん!
イラストと文/木俣冬

21話のあらすじ


昭和20年(1945年)3月、福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)は、萬平(長谷川博己)の親戚のいる兵庫県黒竹村へと疎開する。

疎開篇で新キャラ登場


20話は「おいで」でドカーンッと盛り上がった「まんぷく」だが、21話はまったり。
疎開先での生活のはじまりが描かれた。まあ毎日「おいで」級の衝撃があっても身が持たない。


萬平の親戚がいるという疎開先・黒竹村は田舎の上郡からさらに一山超えたところにあった。
大荷物で山道を歩くのが大変でも梅の花に気づいてきれいと愛でる福子。列車の中でもお年寄りに席を譲る気の利く子である。
萬平はとにかくカラダの調子が悪そうだ。

萬平のはとこの井坂八重ちゃん(竹内都子)権三(石井洋祐)夫妻は気のよさそうな人たちだが、鈴とは価値観が合わなそう。なにせ、あいかわらず「私は武士の娘です」を発動するので。

電気泥棒


八重が用意してくれた家は、竹やぶに囲まれたなかなかいい家だと思いきや、囲炉裏があるが電気がない。
村役場に行くと医者も近くにないし、電気を通すことは無理と言われる。
だが萬平は、電球やソケットや電線はないかと、村人たちにもらって回る。
「ソケット」は「半分、青い。」の涼ちゃんを思い出した。
さすが発明家の萬平、電気を通すことに成功する。
しかし、役場で認められてない電気を勝手に使用するのは電気泥棒なのでは・・・。

萬平さんが映画泥棒みたいにクネクネ踊る姿を思い浮かべてしまった。
もしかしたらあとからちゃんと役場に届け出る気かもしれないが「あさイチ」でも念の為注意を喚起していた。

電気はないが食べ物は豊富。
夕飯にラーメンじゃなく煮込みうどんを食べる3人。公式によるとうどんは鈴の手打ち。

萬平は福子が役場でまず医者のことを聞いてくれた気遣いに感謝する。
福子福子と大事にする萬平のことを鈴は気に入らない。
「福子はお母さんの娘で僕の妻だ」と言う萬平。
どうやら疎開先では、福子を萬平と鈴が取り合う格好になりそうだ。

黒竹村の人たちは、萬平のはとこの井坂八重(竹内都子)、その夫・井坂権三(石井洋祐)、黒竹村役場の苅田圭介(小松健悦)、電球はありませんか?と聞かれた内藤すみ(宮本毬子)、電球をくれた又野次郎(福原正義)、ソケットをくれた藤幸吉(酒田かおる)、藤たつ子(マエダユミ)、電線はあらんと答えた畑野一平(南谷峰洋)と出番が少なくてもきちっとフルネームがついているのは、全員、服に名前を縫い付けているからか。
(イラストと文/木俣冬)
「まんぷく」21話。疎開先で、それはいいの?電気泥棒じゃないのか萬平さん!
イラストと文/木俣冬

連続テレビ小説「まんぷく」
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

朝ドラ「べっぴんさん」もBS プレミアムで月〜土、朝7時15分から再放送中。 
こちらも安達もじり演出週 「べっぴんさん」第2話レビューはコチラ