ビットコイン大暴落、早朝に“ロスカット祭り”「電車が止まるレベルなのでは」

先日大台の100万円代に突入して注目を集めたビットコイン。しかし11月30日の早朝頃に急激な暴落を見せ、ネット上では阿鼻叫喚の声が上がっている。


ビットコインが数分で急下降


26日に1BTCの値が100万円を突破したビットコインはその後も徐々に値を上げていき、29日の深夜にはさらに急騰を見せ130万円前後に達した。しかし30日の早朝には謎の暴落が始まり、100万円付近にまで下降。ものの数分で約30万円の落差を記録した。

これにネット上では「これは… 電車が止まるレベルなのでは?」「値動きが完全に“滝”で笑う。いや笑えない」「やっぱ仮想通貨怖いなぁ」との声が。また「分かりやすい投機タイムなのでは?」という逞しい意見も寄せられている。

「見ている分には楽しい」という人も多いようだったが、他人事で済まなかったのはFXユーザー。
証拠金取引であるFXには“ロスカット”というシステムがあり、含み損が一定の金額に達すると強制的に決済される。損失が証拠金を大きく下回らないための、いわば救済システムのようなものなのだが、暴騰によりロスカットで強制退場する人が続出。SNSなどでは「朝起きたらロスカットされてた… 泣いちゃう」「ロスカくらって仮想通貨の資産が0に…」「初めてロスカットくらった… これからは現物で取引します」との声が相次いだ。

ちなみにビットコイン取引所「bitFlyer」のFXでは、価格急変を防止するために取引を一時中断する制度「サーキットブレーカー」が発動。日本円にして40億円前後の“ロスカット”を記録した。これには「“サーキットブレーカー”の発動って初じゃね?」「絶対これ集団ロスカットを狙ってだれかが故意に起こしただろ」との声も上がっている。


深夜の急騰で損失を被った人も


暴落による“買い(ロング)”のロスカットが相次ぐ中、とある動画投稿者は“売り(ショート)”からのロスカットで多大な損失を被り話題になった。FXは“売り”からでも取引に参加することができ、その場合は値が下降した後に“買い”を仕掛けることで利益に。しかしこの動画投稿者はFXの生配信で、29日深夜の高騰によりロスカットしてしまう。

その結果、被った損失額は2,800万円以上。動画内では配信者が嗚咽を上げる場面もあり、「これはさすがにえげつなすぎる…」「1日でこんなに損をすることってあるのか」「バブル相場にショートで挑んだ勇気はすごいけど損失がでかすぎる」「やっぱり信用取引はヤバいな」と青ざめる人が続出。また、その後は例の暴落が始まっていることから「ロスカットされなければ…」と惜しむ声も少なくない。