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独身者の友人作りを支援する「お独り様会」とは?

ライター情報:辺川 銀

未婚化・晩婚化が顕著になり、日々を独りで過ごす方も多くなった現代ですが、独身者の友人作りを支援する場として北海道で始まり、人気を集めていた「お独り様会」が、今年11月より東京でもスタートしました。同会を主催するNPO法人ボラナビ代表の森田麻美子さんにお話を伺いました。

オフ会の様子


同じ思いを共感しあえる友人ができる


――お独り様会とはどんな会なのでしょうか?

森田:独身者が異性・同性を問わずにお友達を作る会ですね。入会すると毎月会報誌が届きます。会報誌には無料で参加できるオフ会のスケジュールや、会員様からの寄稿が掲載されています。オフ会の内容はカラオケやボウリングなど、誰でも気軽に参加できるものもあれば、「20~40代限定交流会」「パートナーと死別した人の集い」「女子ランチ会」のように、共通点を持った人同士で集まるなどいろいろ。寄稿の文章から、自分と気が合いそうな方を見つけることもできます。

――会員さんにはどんな方が多いのでしょうか?

森田:共通しているのは全員独身だということです。独身でいる理由は人それぞれで、未婚者もいれば、離婚、死別を経験している方もいます。年齢は20代から80代まで幅広く、90代の方が在籍していたこともありました。性別でいうと女性の方が多いですね。

――会員さんにとってはどんなところが魅力なんでしょう。

森田:同性、異性を問わず、同じ思いを共感しあえる友人ができるところではないでしょうか。配偶者と死別した寂しさは、配偶者がいる人には話し難いけど、同じ寂しさを経験している仲間となら話すことができるという方。これまでひとりで過ごすことが多かったけど、お独り様会に入ったことで、予定がずいぶん埋まるようになり、お化粧をして出かける機会ができたことが楽しいという方など、さまざまな想いを持った方が安心してみんなと交流できる場所かなと思います。

ボウリングオフ会


孤独になる可能性は誰にでもある


――なぜお独り様会を立ち上げたのですか?

森田:私自身が34歳まで未婚で、彼氏もできず、「結婚も出産も無理だ」と、とても悩んだ経験があったからですね。当時の私も、同じ立場の女性であれば出会ったその日から本音を話せたけど、結婚していたり子どもが居る人には、たとえ幼馴染であっても素直に話すことができなかったんです。

――どんなに親しくても、立場が違えば話し難いことはありますものね。

森田:例えば結婚していない、子どももいない女性は、年齢が増えて同世代の単身者が減っていくと、そうした悩みを打ち明けられる相手も減ってしまいます。また奥様と死別された男性からは、朝、ゴミ出しに行くたびにご近所の方からお悔やみを言われるのが嫌で、ゴミを出す時間をずらすようになったと聞きました。そんな人々が孤立することなく、交流できる場所を作りたいなという想いがあります。

――森田さん自身は現在ご結婚されているんですか?

森田:私自身は、34歳で結婚し、その後出産もしました。けれど独りでいることに強い不安を感じていたあの頃の私は、今もまだ自分の中にいるような気がしますね。夢の中ではまだ独身だったり、目の前をカップルが歩いていると道を変えようかなと思ってしまったり。

――独りでいることの不安がそれだけ大きかったんですね。

森田:独りでいることを寂しいと感じる気持ちは、女性でも男性でも、何歳になっても変わらないものです。そして結婚をして子どもが居る方でも、離婚や死別などで、独身に戻る可能性は誰にでもあります。けれどそういった方々の孤立を防ぐ、孤独を癒やすための場所が、これまであまり多くありませんでした。その役割は早急に求められていると感じています。



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ライター情報: 辺川 銀

世に出ない声を世に出したい。ライターしながら小説を書いています。

URL:辺川銀と天国の塔

2017年12月27日 10時00分