熱帯の太陽の恵みで育つアボカド

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アボカドはメキシコや中南米を原産とする熱帯地方の果実で、日本では2000年前後より一般的に食べられるようになりました。「森のバター」と呼ばれるほど栄養価が高く、不飽和脂肪酸を多く含んでいるので、高血圧の予防やがんの予防にも効果が期待されるそう。

独特のまったりとした食感や醤油にも合うことなどから日本でも様々な料理に使われ、人気の高い食材になりました。アボカドのむき方・切り方をマスターして、インスタ映えする料理を作ってみませんか?

基本の角切りをマスターしよう

基本から応用まで。お料理上手に学ぶ「アボカド」の切り方

まずアボカドを半分に切りましょう。縦半分になるように包丁を入れ、中心にある硬くて大きい種に沿ってぐるりと切り込みを入れます。

切り込みを挟むように両手で持ち、前後にひねればアボカドを半分に切ることができます。種は包丁の持ち手側の角を刺し、グリグリと回しましょう。

角切りはパスタやサラダなど様々な料理に使われる基本的な切り方です。縦半分に切ったアボカドに、包丁の先を使って格子状に切れ目を入れましょう。さらに半分に切り皮を裏返すようにすれば、つぶれることなくキレイな角切りにすることができます。

輪切りのポイントは皮付きのままで切ること

基本から応用まで。お料理上手に学ぶ「アボカド」の切り方

お刺身やパンにはさむ時におすすめの切り方は輪切りです。皮が付いたまま輪切りにすれば、皮もむきやすくなりますし、型くずれが防げます。

種の部分は縦半分に切った時と同様に種の周りでぐるりと切り込みを入れて外しましょう。種が半分以上露出したら包丁の角で取り、再び輪切りにします。

この方法なら輪切りの形のままでも、半円型のスライスでも形よく切ることができます。重ねて並べるだけでも見栄えがしますし、穴の部分にマリネを添えればおもてなしオードブルのできあがりです。

アイデアが次々生まれるシェイブドアボカド

基本から応用まで。お料理上手に学ぶ「アボカド」の切り方

最近話題のリボンサラダ。にんじんやきゅうりをピーラーで薄く長くスライスしたリボンサラダは、食べやすく見栄えも良いことからSNSを中心に話題となっています。アボカドもピーラーでスライスしシェイブドアボカドにしてみましょう。

方法は簡単。縦半分に切って皮をむいたアボカドの側面を、縦にピーラーでスライスするだけです。リボンのようなアボカドは、バゲットやカナッペにふんわりとのせると、まるでカフェのランチみたい。使い道のアイデアが次々と生まれそうな切り方です。

今回ご紹介した3種類の切り方は、きれいな切口がポイントです。熟しすぎない少し硬さの残るアボカドを使いましょう。

基本から応用まで。お料理上手に学ぶ「アボカド」の切り方

アボカドはこの他にもスプーンですくってラフな形で使うことも、つぶしてディップにすることもできます。色も鮮やかで色々と活用できるアボカドは、料理の幅が広がる食材です。

切り方を少し変えるだけで料理の雰囲気がガラリと変わり、パーティーや持ち寄りご飯で大活躍します。ぜひお試しください。

監修/Niki・B・Shun