南アフリカ東ケープ州ムビザナの近くにある小さな村ムサイシ(Mthaysi)で、5児の母親である33歳のノンベリーソ=ノマソント・ムンドイさん(Nomveliso Nomasonto Mdoyi)が死亡した。
ムビザナにある葬儀会社「リンドクル(Lindokuhle)」のスタッフは、ノンベリーソさんが死亡して10日後の葬式の前日、棺桶の中を見て驚愕した。ノンベリーソさんの脚の間に胎児がいたのである。死亡時、妊娠9か月だったノンベリーソさんは、死後に出産したようだ。この事実に大きなショックを受けたスタッフのフンディル・マカラナさん(Fundile Makalana)は、このように話している。
「ショックと同時に驚愕しました。私は20年以上この仕事をしていますが、亡くなった女性が出産したという話は聞いたことがありません。驚いて子供の性別を確認するどころではありませんでした。」
ノンベリーソさんの家族も、この事実に大きなショックと悲しみを露わにした。ノンベリーソさんの母マンドザラ・ムンドイさん(Mandzala Mdoyi)はメディアにこのように明かしている。
「娘は突然、呼吸困難に陥り亡くなりました。娘が死んでしまったというだけでも相当なショックなのに、死後10日間の間に子供を産んでいたなんて更にショックです。」
家族の悲しみの中、ノンベリーソさんと子供の遺体は1月13日大きな棺に入れられ埋葬された。
このニュースを知った人々からは「なんて悲劇」「稀だけど遺体が出産したというニュースは前にも聞いたことがある」「葬儀会社の人たち、確かにこれは相当驚いただろうね」「こういう悲しすぎるニュースは報道せずに故人の家族で留めておくべきでは」といった声があがっている。
画像は『Times LIVE 2018年1月18日付「Dead woman ‘gives birth’ in coffin」(Image: Thinkstock)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)