産まれたばかりの5匹の仔犬を亡くした母犬。少しでも慰めとなればと地元住民が子ザルを連れてきたところ、母犬はまるで我が子を取り戻したかのように子ザルの世話を始めた。子ザルは犬を母のように慕い、その背中に飛び乗るとギュッと掴んでしがみつく。
カルタヘナ警察によると、この子ザルは野生のサルで、産まれてすぐに母親から引き離され連れて来られたそうだ。
環境当局は子ザルを自然にかえす目的で2頭を保護したようだが、住民の中には「子ザルは犬の背中に乗って離れようとしないんだ。このままもう少しそっとしておいてあげてもいいのでは」といった意見もあがっている。
動物たちの尊厳を無視するやり方は、その心を深く傷つける。2016年には、長年、動物実験の対象となった40歳のメスのチンパンジーがトロール人形を肌身離さず持ち続けていることをお伝えしたが、金を目当てに人間の都合だけを優先するばかりでは、そのうち必ず我々にしっぺ返しがくるであろう。
画像は『Metro 2018年2月19日付「Dog adopts monkey after losing entire litter of puppies」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)