イングリッド・バーグマンの娘で同じく女優のイザベラ・ロッセリーニ(64)が、「今も美しい」と言われることに抵抗があると明かした。

映画『ブルーベルベット』『永遠に美しく…』などで知られるイタリア人女優イザベラ・ロッセリーニは、現在64歳。
人々は今も彼女を「美しい」と称賛するが、そのことにロッセリーニは抵抗を感じるという。

「“とてもグラマラス”“洗練されていますね”“エレガントです”…そういう褒め言葉は素晴らしいと思う。でも“あなたはお美しい”なんて言われると、少々見下された気分になるわ。さらにイヤなのは“今も美しい”という褒め言葉よ。」
「褒め言葉だというのは分かるの。でもそれは黒人女性に対して“肌はそんなに黒くない”と言うようなもの。だって私は老人よ。
これが65歳の外見なの。」

ちなみにロッセリーニは、亡き母イングリッド・バーグマンから“業界の厳しい現実”を聞かされていたとのこと。英紙『ガーディアン』に対して、ロッセリーニはこう明かしている。

「母にはこう言われたものよ。45歳から60歳までの女性には仕事がないってね。若い女性を演じるには年を取りすぎているし、女家長、魔女、そして祖母を演じるには若すぎるから。」

しかし60代になったロッセリーニは、再び仕事運もアップ。今年は人気ブランド「ランコム」の顔に再抜擢され、大きな話題となった。

(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)