少し前まではカラフルな色合いを好み、女の子らしい装いでお出かけすることも多かったヴィヴィアン・マーシェリン・ジョリー=ピットちゃん。アンジェリーナ・ジョリーブラッド・ピットの間に誕生した末娘で、それぞれの美しい部分を存分に受け継いだ実子である。
誰からも「なんと可愛らしい」と褒められながら成長していたこの子が、なんと男装をするようになってしまった。このファミリーで女の子らしいファッションを好むのは、もはやザハラちゃんただ1人ということか…!?

9月11日にカナダ・トロントのプリンセス・オブ・ウエールズ劇場で開催された第42回トロント国際映画祭で、自身の監督作品『最初に父が殺された(原題:First They Killed My Father:A Daughter of Cambodia Remembers)』のプレミアにファミリーで登場したアンジェリーナ・ジョリー。賑やかな子供たちが一緒なせいか本当に楽しそうな笑顔が印象的であった。

アンジー、マドックス君そしてザハラちゃんが黒一色のスタイルで臨んだなか、特に目立ったのが白いスーツに黒いスニーカーを合わせたブロンドヘアの女の子であった。しかし11歳のシャイローちゃんにしては背が低い。そう、なんとこの子はヴィヴィアンちゃんであった。
これまでひたすら女の子路線で来たが、9歳になり男の子のようなファッションに目覚めてしまったということか。お手本はもちろんシャイローお姉ちゃんなのであろう。「女の子として生まれた意識があまりない」というシャイローちゃんは、服装も男児用を好むという。

なお、ザハラちゃんの前に立っている三つ編みヘアの少女は同作品の主役を務めたスレイ・モック・サリウムちゃん。青い格子柄のスーツを着たノックス・レオン君の後ろに立っている少年も出演している子役のキムハック・ムン君。そしてヴィヴィアンちゃんの腹部に手を当てている女性はアメリカで活動しているカンボジア・プノンペン生まれの人権活動家で、この作品の脚本を共同で手掛けたルオン・ウンさんである。
この日は額に傷を作っていたヴィヴィアンちゃん。歯に矯正器具をつけるようになったせいか、表情は少しばかりご機嫌斜めといった感じだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)