肌の色は抜けるように白く、大きな瞳は美しいブルー。ハリウッドの若手女優ではピカ一の認知度を誇るダコタ・ファニングについて、“ルックスが好み”という人は日本にもいっぱいいる。
しかし、そのわりに彼女はセレブのオン&オフを特集するような記事に紹介されることが少ない。さらに「どこかダサイ」、「早くも劣化」、「妹のエル・ファニングの方がステキ」などと陰口を叩かれてしまうことが残念ながら増えているようだ。NYマンハッタンで18日、トークイベントが行われるビルに向かうダコタがキャッチされた。やはりそのスタイルは…!?

顔立ちが美しい(可愛い)、脚線美などプロポーションが良い、オン&オフいずれにおいてもコーディネートのセンスが素晴らしい―この3点が揃ってこそ「お手本になる」として注目されるハリウッドの若手セレブたち。ところがここ数年、残念なことに女優ダコタ・ファニングの評判が芳しくない。オンは最高に素敵な彼女も、オフのコーデについて酷評されることが多いのだ。
バッグ、靴、小物にいたるまでどれも高級ブランドのものであるにもかかわらず、である。

18日、ターナー・ネットワーク・テレビジョン(TNT)の新ドラマシリーズ『The Alienist(原題)』を引っ提げ、共演俳優のルーク・エヴァンズ、ダニエル・ブリュールとともに「BUILD Speaker Series」に登場したダコタ。ビルに入る直前の装いは、ショート・ジャンプスーツにボア素材のコートを羽織っており、存在感のあるハイヒールが特に目を引いた。ダコタは真白な素足を大胆に露出させて歩くことが多く、いつもちょっと変わったフレームの眼鏡をかけている。このマットなアズキ色、オフホワイト、ブルーの組み合わせにファッション評論家が何とコメントするものか、少しばかり気になってくる。

もっともそこはハリウッドの人気女優である。
一旦スタジオに入り「BUILD」のトークが始まると、両俳優の間に座ったダコタはスポットライトの下でまばゆいばかりの輝きを放った。天才子役として7歳で出演した映画『アイ・アム・サム』で、人々は彼女が素晴らしい女優となることを大いに期待した。あれから16年。多くの子役が名声と富を得て道を踏み外してしまう中、彼女はアルコールや薬物に走ることなく成長して学問も常に優秀。ニューヨーク大学で学び、再びハリウッドで活躍するなど周囲の期待にしっかりと応えてくれている。それだけでも実は大変なことなのである。


こうなると、オフについても誰かにアドバイスしてもらえばいいのに、あるいはもっとファッション誌を買いあさって勉強すればいいのに、などと思うもの。だがそういうことを好まないのもまたダコタの魅力。アトランタの郊外というジョージア州の小さな町で生まれ育った彼女は、オフの時くらいハリウッドの人々から隔離された生活をしていたいのであろう。飾りっけがほとんどないのは「放っておいて」という意思表示なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)