『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』(まほあく)ネタバレ・あらすじ解説

今回記事でご紹介するのは『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)で2013年10月号から2015年4月号まで連載された、『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』のあらすじです。

作者は『妖狐×僕SS』がヒットした藤原ここあ、単行本は全3巻。

2015年の作者急死に伴い残念ながら未完となりました。

2024年7月にはCDドラマの声優が続投するテレビアニメの放映が予定されており、ファンの期待が高まっています。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』(まほあく)のあらすじ

主人公は冷酷無比な悪の組織の幹部・ミラ。

悪のエリート一家で英才教育を施された彼は、王の忠実なる下僕として侵略の指揮をとり、あらゆる敵を排除してきました。

しかし悪の組織と対立する魔法少女・深森 白夜(みもり びゃくや)と出会い、心境に変化が訪れます。

出典:TVアニメ『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』公式サイト

なんと、白夜に一目惚れしてしまったのです。

一方の白夜は天涯孤独な勤労少女。

親の顔は知らず施設で育ち、中学卒業後は安アパートで暮らしながら生活費を稼いでいます。

彼女が魔法少女になったきっかけは、お世話になった孤児院が地上げ屋に狙われた時に猫の姿をした御使い(みつかい)が降臨し、魔法少女として世界を救えば大金が手に入るとそそのかされたこと。

御使いと地上げ屋が実はグルで、はめられたと気付いた時には手遅れ。

以来、御使いは白夜の部屋に居候し、魔法少女の活動を監督しています。

そんな健気で幸薄い白夜に対し、ミラの秘めたる恋心は暴走。

貧乏暮らしを余儀なくされている彼女の弱みに付け込んで菓子折り持参で訪れ、ブラックカードに物を言わせた高価なプレゼントを贈ります。

自分のことを何かと気に掛けてくれるミラに、白夜は徐々に心を開いていき、彼の前でだけ笑顔を見せるようになります。

美味しいスイーツを手土産にたびたび現れるミラに、白夜は丁寧にお礼を述べ、ささやかなお茶会を開いて親交を深めていきました。

しかし所詮は宿敵同士であり、いずれはお互いを倒さなければいけません。

白夜をアシストする御使いは「仲良くなりすぎるな」と警告し、ミラも同僚に苦言を呈され、二人は微妙な距離感を保ったまま行く先々で対峙。

ミラは想い人の身を案じ「魔法少女をやめることを考えてほしい」と告げるも、自分が逃げたらどうなるか考え、白夜は決断を下せません。

白夜の友人・篝 火花(かがり ひばな)も魔法少女に選ばれ、白夜と共闘しながら悪の組織の手下を撃退。

侵略計画がなかなか進まず苛立った組織の幹部たちは、ある作戦を実行するのですが……。

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