今回記事でご紹介するのは丸山くがね原作、深山フギン作画のダークファンタジー漫画『オーバーロード』(OVERLORD)のあらすじです。
原作は小説家になろうで連載されていたライトノベルで、シリーズ累計発行部数は1100万部を突破しています。
『このライトノベルがすごい!』では単行本・ノベルズ部門2017年度1位を獲得、アニメやゲームも制作され絶大な支持を集めています。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『オーバーロード』のあらすじ
鈴木悟(すずき さとる)は高卒の冴えないサラリーマン。
両親と早くに死に別れ、リアルの恋人はおろか友人さえいない彼の唯一にして最大の生き甲斐は、長い間ハマっていたVRMMORPG「ユグドラシル」でした。
鈴木はHNモモンガを名乗り、ゲーム内ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」に参加していました。
アインズ・ウール・ゴウンは従来の常識から逸脱したプレイヤーの集まりで、他の真っ当なギルドには異端視されていたものの、モモンガの大事な居場所には違いありません。
モモンガはアインズ・ウール・ゴウンのメンバーを心から信頼し、彼等の言葉を行動指針にしていました。
がらんどうと化したナザリック大墳墓にて、青春の日々をしのぶモモンガ。
サービス終了を見届けてからログアウトする予定でしたが、何故か現実に戻れず、周囲のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が勝手に動き出します。
ゲーム世界に閉じ込められた上、自キャラのスケルトンメイジと同化してしまったモモンガは、アインズ・ウール・ゴウンに名を改め、世界征服を目指すことに。
ユグドラシルに取り残されたかもしれないギルドの仲間と、再び出会える可能性に賭けたのです。
絶世の美貌を誇る黒翼のアルベド、吸血鬼シャルティア、エルフの双子アウラとマーレ、策略家のデミウルゴス、武闘派執事セバス……。
様々な種族から成る配下を従え、破竹の快進撃を続けるうちに、徐々に有力な情報が集まってきます。
されど本命に至るまでの道のりは険しく、嘗ての仲間を騙る身の程知らずな冒険者パーティーに制裁を加え、友誼を結んだ王子が謀略で命を落とした際は怒り狂い、彼を嵌めた貴族連中を殺して回るなど、数々の伝説を打ち立てていきました。
悪役でありながら仲間を想い、彼等の為に心を砕くアインズは絶大なカリスマ性を獲得し、アインズ・ウール・ゴウンの覇業を世界中に轟かせました。
ある時、バハルス帝国がナザリック大墳墓に刺客を差し向けます。
アインズはあっさりこれを壊滅させたのち、皇帝ジルクニフに謝罪を求め……。