全米オープン 事前情報◇12日◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)>

今年は海外メジャー全4試合出場。2016年の「全英オープン」から数えて5度の挑戦は、これまですべて跳ね返されてきた。
今年も「マスターズ」、「全米プロゴルフ選手権」と続けて予選落ち。メジャー6試合目で初めての予選通過を目指すのが今平周吾だ。
今平周吾のスイングは何がすごい?【連続写真】

先週は「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で優勝争いの末に2位。同い年の堀川未来夢に敗れはしたが、上昇気流のまま当地入り。1.5ラウンドの練習ラウンドを終えて、いよいよ現地時間の13日(木)にティオフを迎える。

昨年は日本で賞金王に輝き、世界ランキングも上昇。
4月のマスターズでは委員会の特別招待を受けるなど、アジアンプレーヤーの中でも期待がかかる。それだけに、メジャーの決勝ラウンド進出という目標はなんとしても果たしたい。

はじめて踏んだペブルビーチのイメージは「キレイ。テンションが上がります」と、普段は冷静な今平でも、ラウンド中は景観を楽しむなどリラックスムード。先週からの好調は海を渡ってもキープできており、「コンディションはいい」と、メジャーの場に立っても臆することなく、あとは結果を出すだけだ。

「予選を通って上位に行きたい」と目標は明確。
軽快すべきは小さなグリーン。練習ラウンドでもパーオンに失敗時の寄せを想定し、小技に多くの時間をかけた。さらには西海岸特有のポアナ芝で転がり不安定なグリーン。「下りではなく上りにつけないと」と、攻略ルートを探る練習に終始した。

来月は、日本ツアーの前年度賞金ランキング1位の資格で全英オープン出場も決まっている。日本でもメジャー「日本プロゴルフ選手権」を控えるなど、ここで一発存在感を見せたいところ。
手応えについては「わからないです(笑)」と素直な感想をもらすが、静かに闘志を燃やし、スタートを迎える。(文・高桑均)

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