安藤桃子監督が、妹で女優の安藤サクラと初タッグを組んだ作品『0.5ミリ』が、第39回報知映画賞の作品賞を受賞した。
「この作品は、エグゼクティブプロデューサーに父・奥田瑛二、フードスタイリストに母・安藤和津、共演に妹の義父母にあたる柄本明&角替和枝と、ファミリー総出の作品となっています。
ほかには津川雅彦や坂田利夫、東出昌大、浅田美代子らが出演しているが、これらの出演者もすべて“家族”で決めたのだという。
「まあ、原作が桃子監督の小説ですから、当然、キャスティングには彼女の意向が強く反映されるのですが、まだ監督2作目の作品ですからね。そういった意味では、映画業界では奥田さんや安藤さんが“先輩”になるので、いろいろと意見を聞いていたんじゃないでしょうか。実際、“エグゼクティブプロデューサー”である奥田さんの意向が働いたんじゃないかってシーンもありますからね」(芸能事務所関係者)
そのシーンというのが、主人公が映画館で映画を見るシーンだという。
「そこで流れている映画というのが、奥田さんが2001年に初めて監督を務めた『少女』という作品なんです。最初見たときはビックリしましたが、奥田さんらしく、抜かりないですよね。
賞レースが楽しみだ。