2016年12月に「週刊文春」(文藝春秋)で、同僚の加藤泰平アナとの不倫疑惑が報じられ、表舞台から消えていたテレビ朝日田中萌アナウンサーが、いよいよ地上波で本格的に復活を遂げる可能性が浮上してきた。

 同局では、水曜深夜に探求情報バラエティ番組『アナ行き!』をオンエアしているが、同番組で23日放送回より新企画がスタートした。

それは「スターアナウンサー育成プロジェクト」で、未熟な新人アナたちが過酷な生存競争を勝ち抜くために、専門家からさまざまなマーケティング手法を学んで、スターアナウンサーを目指す育成企画。メインキャスターには、“社外アナウンス部室長”として、劇団ひとりが就任。マーケティングのプロで情報アナリスト、リサーチャーの喜多あおい氏が、新人アナにちょっぴり厳しい指導をしていく。

 この新人アナ育成企画に参加するのは、現4年目の田中アナ、池谷麻依アナ、2年目の林美アナ、1年目の住田紗里アナの4人。この企画で優秀な成績を収めたアナウンサーは、当然ごほうびで相応の担当番組が与えられるとみていいだろう。

 田中アナは15年入社で、同9月末より、朝の情報番組『グッド!モーニング』のサブキャスターに大抜擢を受けた。
ルックスはまさしく、その名の通りの“萌え系”で、男性人気は急上昇し、将来を大いに嘱望されたものだ。

 ところが、くだんの不倫疑惑報道で、同番組の出演を取りやめ、後に降板。しばらく事実上の謹慎処分となっていたが、17年3月24日深夜に放送された特番『バクモン学園 鬼教師・太田と委員長・田中と芸人30人の物語』に副担任として出演し、約4カ月ぶりに復帰。同番組はレギュラー化され、同10月から『バクモン学園!!住んでみた。』にリニューアルされても、田中アナは出演を続けた。同番組は18年3月で終了し、田中アナは同4月より、系列のインターネットTV局・AbemaTVの『AbemaMorning』で報道キャスターを務めている。


「新人アナを育成する企画なのに、4年目の田中アナと池谷アナが入っているのは、かなり違和感を覚えます。ほかにもっとキャリアの浅い手がいるのですから。そもそも、田中アナは上層部の寵愛を受け、同期の池谷アナ、紀真耶アナとは、その扱いに雲泥の差がありました。不倫騒動を起こして、普通なら他部署に飛ばされてもおかしくないのに、わずか4カ月で復帰できたのは、上からの力が働いたとの説がもっぱらです。ネットTVとはいえ、報道を任されたのも将来を見据えての措置といわれているようです。騒動から2年たちましたから、上層部もそろそろ『ほとぼりは冷めた』と考えているのでは? この企画に同期の池谷アナが入っているのは、ある意味“ひいき”した印象を感じさせないためのダミーみたいなもので、田中アナを復活させるための企画といってもいいのではないでしょうか?」(テレビ関係者)

 この番組で、再び注目されれば、田中アナが地上波で完全復活する日はより早まるかもしれない。
そうなると、またぞろ「テレ朝はやっぱり不倫アナに甘い」と言われてしまいかねないだろう。