萌えの街アキバ(東京・秋葉原)ではいろいろなアニメキャラが街中に突如現れる。実は、3月25日から秋葉原駅電気街口の「秋葉原ラジオ会館本館」の建替え工事用フェンスに凄いものが描かれていた。


それはお馴染み「新世紀エヴァンゲリオン」のメインキャラである碇シンジ、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレーの3人で、綾波とアスカがシンジに香水をかけている絵だ。それだけではない。その大きな絵に仕掛けが隠されていた!

これは、「COSMETIC with EVANGELION 2WAY フレグランスミスト」(クレアボーテ)という香水とエヴァンゲリオンがコラボした製品の壁面広告。アクアシトラス、フレッシュムスク、レッドシトラスの3種類で、そのうちの2種類を広告で実際に試せるというのだ。つまり、綾波とアスカの手にそれぞれ同製品が描かれていると同時に、香水の噴射口が仕込まれているわけだ。

手をその上にかざすとセンサーに反応して香水を噴射する仕組みのようで、すぐ上に注意書きとして、
○警告
・手を近づけると香水が噴射されます。

・顔を近づけますと大変危険です。
・香水が嫌な方はお離れ下さい。
とある。確かに何も知らないで近づいて突然香水が噴出したら危険かも知れない。

当日は風が強くかなり雨が降っており、「よりによってこんな日に」という感はあったが、傘を飛ばされないように注意しながら壁面広告に近づいていった。すると、前にトラックが駐車してあって、正面から見えなかったのでまずは右斜めから全体を眺めることになった。
するとかなり横長の絵になっているので、全体を写真に撮ろうとすると遠近感が強くなり過ぎてしまった。そこで、正面に回りキャラが描かれている部分だけの写真も撮ることにした。

で、次に早速筆者も試してみることにした。キャッチコピーに「身体そして衣類へ 臭気残滅 匂気襲来」というエヴァっぽい匂いのする言葉に引き寄せられるように、手をかざすとシューっ」と香水が噴射され、いい香りが漂った。道路を挟んですぐのお店には同製品が店頭に並べられており、香りが気に入った人はそこですぐ買えるわけだ。

うーん、これからの季節、やっぱり香水は必要になってくる。
エヴァの香水をつけて、バリバリ企業戦士として働くもよし、アキバで萌えスポットを堪能するもよいだろう。
(羽石竜示)