写真=Getty Images
■ジョルジョ・キエッリーニ
ピッチ上では無骨なイメージしかないが、ユヴェントスのDFリーダーとして活躍するキエッリーニは実は秀才でもある。2010年にイタリアの名門トリノ大学を卒業。経済学と商学の学士号を取得した。その後も同大学院の社会人向けコースで経営学を学び、2017年に修士号を授与された。
■ヴァンサン・コンパニ
マンチェスター・Cの主将コンパニも勉強熱心な選手として知られており、10代の頃には大学卒業を優先するため海外移籍を拒んだほどだ。2017年末には、5年の歳月をかけてイギリスの名門アライアンス・マンチェスター・ビジネス・スクールを卒業。経営学修士(MBA)を取得した。
■フアン・マタ
知的なプレーでファンを魅了するマタは、スペイン時代にマドリード工科大学でジャーナリズムを専攻。さらにイングランドへ渡った後も勉強を続け、カミーロ・ホセ・セラ大学でスポーツ科学とマーケティングの学位を取得した。同大学はスペインの首都マドリードにあるため、通学することは困難だったが、家庭教師を雇うなどして研究に取り組んでいたようだ。
■シモン・ミニョレ
母国ベルギーのシント・トロイデンでプロデビューを飾ったミニョレ。同クラブ在籍時には、1425年に開校し、現存するヨーロッパ最古のカトリック系総合大学として知られるルーヴェン・カトリック大学で政治学を学んだ。しかし、在学中の2010年にサンダーランドへ移籍。その後はなかなか授業に参加できず苦労したようだが、試験の日程をずらすなど大学側のサポートもあって無事に卒業を果たした。語学が堪能であり、英語のほかにも、フランス語、オランダ語、ドイツ語を自在に操ることができる。
■ロベルト・レヴァンドフスキ
ポーランド歴代最多得点記録を持つレヴァンドフスキも“大卒”の資格を持つ選手の一人だ。2007年にワルシャワ体育大学に入学すると、選手生活と並行してトレーニング理論やマネジメントを学んだ。その後はクラブと代表での活動が忙しくなり休学した時期もあったが、2017年に10年の歳月をかけて卒業に至った。『RL9-栄光への道』と題した卒業論文では、路上でストリートサッカーに明け暮れていた少年時代から現在に至るまでの自分自身のキャリアを振り返り、成功のきっかけとなった出来事などを考察。見事、最優秀の評点を獲得したそうだ。
■アンドレイ・アルシャビン
ゼニトでプロデビューを果たし、アーセナルでも活躍した元ロシア代表MFアルシャビン。
■ジョーダン・モリス
メジャーリーグ・サッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズに所属するモリスは、グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジ氏も学んだアメリカの名門スタンフォード大学の卒業生。しかも、大学在学中にアメリカ代表デビューを果たした異色のサッカー選手だ。
(記事/Footmedia)