360度から自分に注がれる視線、そしてカメラマンの要望を気にしながら笑顔を振りまくレッドカーペット上の美人女優たち。ヘアスタイルやファッションもパーフェクトである。
すべてはドレッシングルームで鏡を入念にチェックし、側近が前後左右からしっかりとチェックしてからレッドカーペットに向かうからであろう。しかしそのチェックを怠るとこんな失敗も。このほどロンドンのあるプレミア上映会で…。

『ロンドン映画祭』が開催中という10月7日、テニス界の興味深い話題を扱った新作映画『Battle of the Sexes(原題)』のプレミア上映会がオデオン・レスタースクエアで開催された。舞台は40年以上前の米プロテニス界で、まさかの男子・女子選手の対戦が演じられている。そのレッドカーペットでハイスリットが超セクシーなダークグリーンのドレスで現れたのは、現役の英・女子プロテニス選手ヘザー・ワトソンさん(25歳)であった。


今、「最も稼ぐ女優」として話題になっている主演のエマ・ストーンがエレガントな花柄のドレスを選んだのに対し、臀部まで見えるかと思うような大胆スリットのドレスでポーズを取ったヘザーさん。しかしその後ろ姿にはびっくり。大きく開いた小麦色の背中とドレスの間から白いものがヒラヒラしている。品質表示のラベルであろうが、どうにもこれが目立って仕方がない。

ヘザーさんは7歳でテニスを始め、12歳で米「ニック・ボロテリー・テニスアカデミー」に入校。2009年全米ジュニアで優勝した。
近年ジュニアの育成に力を注ぐイギリスのテニス協会が大きく期待するひとりであるという。その日は交際中の男子プロテニス選手ロイド・E・グラスプールさんとともに会場入りしたヘザーさん。ドレッシングルームでレッドカーペットに出ていく前の彼女に対し、入念なチェックをしてくれる人はいなかったのであろうか。

ちなみに『Battle of the Sexes』は、1973年当時29歳であった女子プロテニス世界ランキング2位のビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)が、ウィンブルドンの元男子チャンピオンで当時55歳のボビー・リッグス氏(スティーヴ・カレル)に試合を挑まれ、賞金約1200万円をかけて男女が対決したという実話をもとにしたストーリーである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)