高位王族からの引退が正式に発表された英王室ヘンリー王子夫妻。現地時間20日にはヘンリー王子がカナダに到着し、クリスマス休暇以来カナダに滞在中の愛息アーチーくん、そして王子より一足先にカナダにとんぼ返りしたメーガン妃と合流した。


英時間20日、ヘンリー王子は英国政府主催のイベント「英・アフリカ投資サミット」に出席し、マラウイやモザンビーク共和国、モロッコのリーダー達と会談した。英メディアはヘンリー王子にとって「カナダへの出発前、英国での最後の公務になるのでは?」と伝えていたが、どうやらその通りになったようだ。

カナダ時間20日、ヘンリー王子が無事カナダに到着したことを『Daily Mail Online』が写真付きで報じた。ヘンリー王子はロンドンのヒースロー空港からブリティッシュ・エアウェイズ便にてバンクーバーに到着、その後ウェスト・ジェット便にてバンクーバー島のヴィクトリア国際空港へ向かい、現地時間午後9時45分頃に無事同地に到着したようだ。同メディアにはカジュアルなジャケットにジーンズ、ニット帽姿の王子が、2人の警備員にエスコートされながら階段を降りる様子が掲載されている。その後、王子は待機していたSUVに乗り込み、クリスマス休暇中に滞在していたウォーターフロントにある推定価格15億円超の豪邸に向かったと見られている。


英国とは8時間の時差があるカナダのブリティッシュ・コロンビア州。同日午前中には、ロングヘアを三つ編みにまとめニット帽をかぶったメーガン妃が、レギンスにハイキングブーツというカジュアルなファッションで、ベビーキャリアに入ったアーチーくんと2匹の犬を連れ、ホース・ヒル・リージョナル・パークで散歩を楽しむ姿もキャッチされていた。妃は2人のセキュリティー要員を同伴していたが、高位王族からの引退を正式に発表した安堵からか、あるいはヘンリー王子とのおよそ2週間ぶりの再会に胸を躍らせていたためか、写真に写る妃の表情は普段よりもずいぶん生き生きとしていた。

今月9日よりカナダに滞在中のメーガン妃は、14日にはバンクーバーの最貧困地域と言われるダウンタウン東部の「ウィメンズ・センター」や「ジャスティス・フォー・ガールズ」を訪問している。コミュニティーの女性達が抱える問題についてスタッフらと話し合うなど、カナダ滞在日数こそ浅い妃だが地域との密接な関わり合いを目指し、早くも活動の足がかりを作っているようである。

夫妻の今後の活動方針をめぐって世界中のメディアから注目が集まっているが、ヘンリー王子やメーガン妃、そしてアーチーくんには、まずは久々に家族水入らずの時間を過ごしてもらいたいものだ。


画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年11月10日付Instagram「Today, The Duke and Duchess of Sussex joined Her Majesty The Queen and members of @TheRoyalFamily at the National Service of Remembrance at the Cenotaph to commemorate and honour the men and women who have lost their lives in conflict.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)