RSはターボ+6速MTも設定し走る楽しさを追求
ホンダは、スタイリッシュなルックスで人気の軽自動車「N-ONE」の新型モデルを発売した。Nシリーズが提案する“Nのある豊かな生活”という想いのもと、日々のせいかつに寄り添う、飽きのこない末永く愛せるクルマを目指して開発している。
エクステリアデザインは、往年の名車「N360」のデザインを継承する初代モデルが用いた「丸・四角・台形」を2代目でも基本形として定めている。これをベースに走る楽しさと、安全性が感じられるようにデザインされている。フロントバンパーの下部の開口部は横一文字で踏ん張り感のある造形に。彫りの深いヘッドライトを組み合わせ、前進する勢いを表現しているという。
リヤまわりは、左右のバンパーコーナーに向かって水平に広がるラインにリフレクターを配置してワイド感を強調。
インテリアにもこだわりを詰め込んだ。心地よい開放感を高めるために、ミニマルな空間を追求。運転席は運転する楽しさを、助手席は快適にくつろげる空間を目指してデザインされている。インパネはシンプルな雰囲気に生まれ変わり、運転席のメーターから助手席側の端まで一直線に伸びるようなディテールを採用。
フロントシートはホールド性にこだわり、サポートには関係ない部分は削ぎ落としている。サイドの土手部分を高うしつつ腰まわりのウレタン硬度を高めてコーナリング時のホールド性を確保した。シート表皮やカラーは、グレードによって変更しており、各モデルのキャラクターに合わせた仕立てとなっている。
パワートレインは、58馬力/65Nmを発揮するNAと、64馬力/104Nmを発揮するターボの2種類。
ギヤレシオは軽オープンスポーツ「S660」に搭載されるものと同様となっており、ターボエンジンの力強さを引き出してくれる。なお、シフトノブは同じくオープンモデルの名車「S2000」に採用されていた形状をベースに、N-ONEようにアレンジしているというこだわりっぷりだ。
軽自動車にとって重要となる、利便性にもこだわりを凝縮。人気モデル「N-BOX」のプラットフォームと共通の特許技術であるセンタータンクレイアウトを採用。底床かつ心地よい室内空間を実現している。
もちろん、運転支援機能も充実。先進の安全運転支援システムであるホンダセンシングを標準装備。後方誤発進抑制機能やオートハイビームなども備えている。加えて6速MTを搭載する軽自動車として初めてACC(アダプティブクルーズコントロール)と車線維持支援システムを採用。
また、リヤバンパーに搭載する4つのソナーセンサーと車両後方の障害物接近を検知し、アラームとメーターのディスプレイ表示で注意喚起するパーキングセンサーシステム、坂道や信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持するオートブレーキホールド機能も搭載。電子制御パーキングブレーキも装備し、快適なドライブを支援する。
ボディカラーはグレードによって選択できる色は異なるが、全9色を用意。各モデルに2トーン仕様を4種設定。市街地からワインディングまで、幅広いシチュエーションで走る楽しさを味わえるクルマに仕立てられている。