夏に爽快! アレをソーダにしてみたら!?
こちらが完成した「トマトジュースソーダ」(上)と「ココアソーダ」(下)。皆さんもぜひ「自分の判断で」お試し下さい
ジメジメとした梅雨真っ只中、天気も晴れなきゃ心も晴れない今日この頃。早く夏にならないかな、とは言いつつ夏になったらなったで「暑い」と文句言うんですよね、人間って。
となぜか人間全体を揶揄したところで、今日のテーマは「アレをソーダにしてみたら!?」。はい、夏に最適の爽快なソーダを作ってやろうという久しぶりの食実験です!

ルールは簡単。普段はソーダにしない飲み物を炭酸水で割って飲んでみる、それだけです。その中から、ひとつでも“美味しい”発見があれば、この夏の風呂上りはキマリ! やっぱり夏は出会いの季節、果たして新たな味に出会えるのでしょうか?

今回、用意した飲み物は「スポーツドリンク」「飲むヨーグルト」「トマトジュース」「ストレート紅茶」「緑茶」「ココア」の全6種類。これらの飲み物を、炭酸水で1:1で割ってソーダにし、試してみたいと思います。

まずは「スポーツドリンクソーダ」。
夏の水分補給には欠かせない浸透系ドリンクですが、ソーダにした途端、体に悪そうな薬くさい味に……。若干、スポーツドリンク特有のグレープフルーツっぽいフレーバーは残すも、後味がなんか苦い。これは×。

続いては「飲むヨーグルトソーダ」。イメージ的には、乳酸菌仲間として「カルピスソーダ」っぽい味を期待していたのですが、出来上がったのは、薄い飲むヨーグルト+気の抜けた炭酸水という残念な感じ。全然融合していない。
お互いが個々を主張しすぎて中途半端に仕上がってしまいました。もちろん×。

気を取り直して「トマトジュースソーダ」へ。トマトジュースは飲みづらいという人がけっこういますが、このソーダはそんな方でも安心の飲みやすい仕上がり。トマトの甘みもそのままに、炭酸のおかげか喉ごしもスッキリ。これは○。


やっと“ありかな”と思える「トマトジュースソーダ」ができるも、続く「ストレート紅茶」「緑茶」はがっかり。というのもそもそもの味が薄すぎるせいか、基本的に炭酸水を飲んでいるのと変わらず、最後に「ストレート紅茶でした〜」「緑茶です」と微妙な後味で存在感をアピール。今更ながら、味が薄い物は炭酸にしても意味がない魔の法則に気づく。

最後は「ココアソーダ」。今までの魔の法則からするとココアは味がしっかりしているので美味しいはず。早速、飲んでみると、甘みがきいているおかげで、ソーダにしても味がしっかり。
上質なココアのコクに加え、特有の風味が大人のソーダといった印象を与えてくれます。これは迷わず○です。

ということで、今回の実験で生まれた新感覚ソーダは「トマトジュースソーダ」と「ココアソーダ」の二品。ものすごく美味しいとまではいきませんが、爽快に飲めることは間違いありません。今後もいろんな飲み物を試してみたいと思いますが、傾向と対策としてはもともとの味が濃いものを選ぶ必要はありますね。皆さんもぜひ一度試してみてください。

(木南広明)

※本人の意思でやっております