熱海の村上春樹スポットをめぐる
写真上:昼時は行列覚悟の<a href=http://www.jalan.net/kanko/SPT_150801.html target=blank>『スコット』</a>、写真下:フレンチの<a href=http://www.i-younet.ne.jp/~chemin/index.htm target=blank>『カフェ・ド・シュマン』</a>
 熱海というと、どうしても「古き良き」温泉地、というかぶっちゃけ若者向きではない、というイメージが今は強くなってしまったが、あの村上春樹が「僕はよく熱海に行ってご飯を食べます。旅行はなんといってもハワイと熱海です。」(『スメルジャコフ対織田信長家臣団』CDROMより)なんて書いているのを見ると、とたんに洒落た場所をイメージしてしまうから不思議である。
彼のブランド力はすごい。

 さて、彼の熱海のお気に入りのお店が写真の「スコット」と「カフェ ド シュマン」である。この2店についてかつて村上朝日堂ホームページ(現在は閉鎖、内容は『スメルジャコフ対織田信長家臣団』という本についているCDROMで今でも閲覧可能)で彼はこう書いている。

「暇があって天気がいいと、僕はよくひとりでオープンカーを飛ばして(ジョン・メレンキャンプを聴きながら)熱海に行って、ご飯を食べて(「カフェ・ド・シュマン」か「スコット」が僕の趣味です。あるいはときには「ほーむらん寿司」)、1000円ほど払って日帰り温泉に入ります。うむ、極楽です。」(『スメルジャコフ対織田信長家臣団』CDROMより)

「スコット」は谷崎潤一郎など文豪が通っていた有名な老舗洋食屋さん。
「カフェドシュマン」は、1979年にできたフレンチのお店である。以前私も春樹狙いで昼時の「シュマン」のランチに挑戦してみたことがあるが、お料理から最後に出てきたケーキまでとてもおいしかった(すみません、「ほーむらん寿司」は時間が無くて行けなかったけど安くておいしいみたいですね)。
 熱海に来たらちょっと寄ってみたい「春樹さんに会えるかも?」スポットである。
(みと)