日本唯一のチョウザメ釣堀りで開高健気どり
キャビアが釣れちゃう
日本一贅沢な釣堀! 一日の予約はたった1組(5名まで)!

福島県表郷村の山中に日本で唯一のなんとも贅沢でユニークな釣堀があった。この釣堀で釣ることができるのは驚くなかれ、なんと「チョウザメ」。
約1500平方メートルの池と生育用のプールには体長1メートルを優に越える80匹のチョウザメが放たれている。

一番大きいものでその重さは26キロ。チョウザメはその名にサメとついているためにサメの仲間と思われがちだが、本当のところ全く別の種の古代魚。シーラカンスが多く生存していた時代にいた魚の残存種で鮫の仲間(軟骨魚類)にも、鯛や鯉の仲間(硬骨魚類)にも進化しなかった魚なのである。

このチョウザメ釣堀、オープンは昨年の秋。オーナーの山崎彰彦さんによるともともとはチョウザメを養殖してキャビアを販売するつもりで92年に稚魚を買い求めたのだという。が、メスの2割が産む卵しか食用にならないことが分かり発想を転換。食用にならないのなら釣堀にしてしまえ!と始めたのだそうだ。

ちなみに料金は一人半日、4時間で1万円(税込)。最低でも10〜15分は格闘しないと釣り上げられないとか。キャッチアンドリリースなので原則持ち帰りはできないが、その釣りの醍醐味は十分に味わえるとか。この怪魚釣りのとりこになった人も多くリピータも続出!開高健もかつてカナダではまったというチョウザメ釣り。
この夏福島の山間でビッグな古代怪魚釣りにチャレンジしてみては?(こや)

※「チョウザメ釣倶楽部」は閉店しました
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