野球体育博物館で憧れのリリーフカーに乗る
(上)リリーフカー正面。かわいい!(下)ハンドルを握る少年。キミが憧れているのは多分そっちじゃないぞ!
以前、Bitでも取り上げた「野球体育博物館」。この、ファンにはたまらない野球パラダイスに今回は大きな目的があって行ってきた。


その目的とは「リリーフカー」。ピッチャー交代の時、次の投手が乗ってくるあの車である。その昔、野球少年だった私はこのリリーフカーに乗って大観衆の前に現れるのが夢だったのである(と、言っても、野球部で守っていたのはライトだったし、中学3年生から「読書部」に転部した私…)。

ここ「野球体育博物館」の休憩スペースに展示されているリリーフカーは、後楽園球場で実際に使われていたもので、自由に乗ってみることができる。運転席に座ると、シートの硬さやアクセル・ブレーキペダルの意外な程シンプルな作りに少しイメージとは違うものを感じながらも、やはり感慨深いものがあった。こんな形だけど、とりあえず夢達成!

※ピッチャーが座るのは助手席だったことに今この記事を書いていて気づいた!!ハンドルを握り締めて喜んでいた私はなんだったのか。

リリーフカーのことについてもうちょっと知りたくなったので、館内にある「お客様相談室」をたずねてみた(「野球に関すること何でもおたずねください」と書いてあった)。リリーフカーの歴史について質問する私に、相談員の方は「さぁ…詳しくはわからないです」とお困りの様子。ゲームに直接関係ないものだけに、詳しいデータも残ってないようだ。現在、東京ドームではリリーフカーが使われていないとのことで、ちょっと残念。

ここでマメ知識。巨人の桑田真澄投手は、どこの球場でもリリーフカーに乗らないらしく、必ず走ってマウンドに向かうという。
理由は「自分のことは自分でする」からだそう。カッコイイ!…か?(スズキナオ)
編集部おすすめ