仰天! ハブとマングースの新たな決闘法
上がマングースで下がハブ。暗くて一瞬のことでよくわかりませんが…直後にハブがあっさり抜き去り、ゴールしました。
動物愛護の法律改正により、動物同士の殴る・かみつくなどといった血を流す戦いが禁止されて以来、「ハブとマングースの決闘」も見られなくなった。

ところがいま、沖縄のとある観光スポットでは両者が新たな方法で熾烈な(?)戦いを繰り広げている。


その決闘方法とは、なんと「水泳」! 水が入った10メートルほどの長さの太いパイプが2本用意され、両者がどういうわけかその中で水泳のタイムを競うのだ。

場内が静まりかえるなか、ハブとマングースはいきなり乱暴に、ボトンと水の中に落とされた…。ちょっと気の毒な光景ですが。結果は、気落ちするほどあっさりと、ハブの勝利だった。そりゃまぁ、そうだろう。

ちなみに、この勝負にならない勝負について、係員の説明は、「ハブは泳ぎがトクイですが、マングースはもともと泳げず、息つぎができないんです。
だから、止まると沈んでしまうので、頑張って泳ぎました」というもの。

泳げないのに、落としちゃちょっといかんでしょう。観客席からは、勝者のハブに向けてか、それとも敗者のマングースへの同情からか、拍手が送られた。それにしても、ムリヤリ水に落として、ムリヤリ泳がせるのも、ひとつの虐待では? なんてちょっと思ってしまうショーでした。つい真剣に見てしまったけど。(田幸和歌子)