「うんこ呼ばわり」NO.1のアレが自ら「うんこ」を宣言!
(上)沖縄の土産品屋などで販売中。元気こんもり…じゃなく、元気モリモリのイラストがオツな「大地のうんこ」(840円)。缶バッチつき!(下)大地のうんこのモデルとなった、儀間さんの姪の桜ちゃん(1歳2ヶ月)。可愛いデス。
世の中で最も多く「うんこ呼ばわり」されている存在。それはおそらく「ウコン」ではないだろうか。


なにしろ、その名前のせいだけで、小学生どころか、いい大人にまでも「うんこ」と声に出して言われる。数奇な運命だ…。

ところが、開き直りからか、自ら堂々、うんことして名乗り出た潔い商品がある。沖縄限定のウコン加工食品で、その名も「大地のうんこ」! 販売の「たいせい」は、実は本業は「大聖計算センター」というデータ入力会社なのだが、この商品を始めた理由について言う。

「10年前に仕事が忙しく、徹夜続きで疲れていたときに、友人からインドネシアのお土産でもらったウコン(ウコン、ナガエカサ、乾燥蜂蜜をブレンドしたもの)を飲んで、そのすごい効き目に驚きました。そして、一年がかりで、自分が死ぬまで飲むつもりで原料1tを輸入したんですが、友人、知人に分けてあげるとお金を置いていくようになって…それで、もう1つ個人で事業を始めて商品化したんです」(代表で、サプリメントアドバイザーの肩書きを持つ儀間さん)。


名称も儀間さんが決めたものだそうだが、そんなに効果のあるものを「うんこ扱い」って、どうなの…?

「ネーミングのきっかけは、ウコンの販売をしているときに、あまりに『うんこうんこ』いわれたからです。それを逆手にとって、『うんこ』にしたんです。確かに、賛否両論ありましたが、イメージデザインができたときには、ほとんどの人に気に入ってもらえましたよ」
なんと、本当に「うんこ呼ばわり」から生まれたネーミングだったのだ。

ところで、ウコンは肝臓障害や更年期障害(男女)、不妊のほか、二日酔いにも効果があるそうだが、特に、この「大地のうんこ」は、愛用者の間では「即効性は普通のウコンの20倍」とも言われているとか。また、沖縄では「大運」がつくという評判もあり、購入した人からは「不妊治療中だったが、子どもができた」などの声が寄せられているという。ありがたいご利益たっぷりのうんこなのだった。


ちなみに、たいせいでは他に、十周年記念をかねて、「トンカット・アリ(ハーブ)」を主原料とした「アリガットさん」も販売中とか。沖縄だけど、どこかしら関西テイストのネーミングセンスが、ステキです…。(田幸和歌子)