ネズミがかじった地名?
変わった地名や、読み方が難しい地名が好きで、私は全国各地、訪ね歩いては写真に収めたりして来ました。
どこも個性的で、由来などを調べていくと意外な事実がわかったりして。

私はあくまでシュミのレベルですので、面白がってるだけですが、地名に関する研究だけで、巨大な学問の体系が出来上がっているというのもうなずけます。

こうして、あれこれと「珍名」を見て歩いてると、やがて「究極の珍名」を探したくなります。まるで、どこかのぐーたら新聞記者のように。
何をもって究極とするかってのは、難しい判断なのですけれど、私が個人的に、これには驚いた〜と思ったのが、今回ご紹介の、「小田」です。

場所は、滋賀県山東町。山に囲まれた農村です。
ここに「小田」と書いて「やないだ」と読む、難読な地名があります。
いったいどうしてこんな読み方になったのでしょう。

一説によると、もともとはごく普通に「梁田」と書いたのだそうです。ところが、地名を書いた紙を、ネズミがかじってしまい、上半分がなくなってしまいました。
で、残ったのが「小」の部分だけだったから……というのです。

ほんとかよー、とつぶやきつつも、全国にあまたある地名の中には、そんなところがあってもおかしくないよなあ、と思ったりもするのです。
(谷和原のぞみ@お気楽ステーション)