スイス人は1年間に日本人の6倍チョコを食べる
(上)巨大チョコブロック。持って帰りたい…(下)植物館内のカカオの木。
バレンタインデーにちなんで「板橋区立 熱帯環境植物館」で開催されていた「ちょこっとチョコ展」を見に行ってきた(開催は13日まで)。

その名のとおり「ちょこっと」したスペースではあったが、会場は色とりどりのチョコレートのパッケージで飾り立てられ、とっても華やか。
チョコレートの歴史や製造工程がわかりやすく解説されている。

16世紀ごろ、チョコレートはとんでもない貴重品で、お金と同じように扱われていた、とか、毒蛇にかまれてもチョコを食べれば死なないとされていた、とか、なんだか大マなことになっていたんだなー! チョコレート。

会場の中ほどに「原料チョコレートブロック」と書かれた巨大なチョコレートや、原料のカカオ豆、ココアバターのかたまりなどが展示されているコーナーがあって、強烈なチョコの香りが漂っていた。見学に来ていた小学生達が匂いに誘惑され「あーチョコ食べたい!」とみんな絶叫していてちょっとかわいそう。お兄さんも同じ気持ちだぞ!

また、会場の隅にはカカオ豆の出荷に実際に使われる麻袋が置いてあり、「かつげるかな? レッツトライ!」とあるので試しにかついでみたが即ギブアップ。60kgもあるそうです。


そんな様々な展示の中で気になったのが世界各国と比較した日本の一人あたりのチョコレート消費量。グラフでみると日本はダントツで低いのである。それに比べて最も消費量の多いのがスイス。スイスで一人あたりが1年間に消費するチョコレートの量を板チョコ1枚(50g)に換算するとなんと200枚にもなるという。スイス人、チョコ食べ過ぎだよ! 日本の消費量はその6分の1で、順位で言うと世界47位。日本人は菓子類の中でもおせんべいやケーキなどに多くのお金を使っているのだそうだ。


それにしても、小学生達であふれる「ちょこっとチョコ展」会場に一人たたずむ私。今年のバレンタインも敗色濃厚!(スズキナオ)