幻になりかけた名古屋の赤味噌ビールに朗報!
「愛知万博」の開催で盛り上がり、なにかと話題になる名古屋。手羽先・あんかけスパゲティー・味噌カツなどの「名古屋めし」も美味しい話題の一つ。
そんな名古屋の味、地元民の私はやっぱり「赤味噌」なしでは語れない。
  
名古屋の赤味噌は、大豆と塩で作られた豆味噌のこと。古くは奈良時代から作られているとかで、蒸し暑い名古屋の夏の気候が、豆味噌を根付かせるきっかけの一つになったようだ。料理も味噌汁に始まり、味噌おでん、味噌田楽、味噌煮込みうどん味噌カツ…深くコクのある味わいは「うみゃ〜でいかんわ〜」の一言につきる。この名古屋の赤味噌が、ついにビールになって登場! その旨さは今や伝説になっているという。

赤味噌のビールというのは、1996年に発足した名古屋生まれの地ビールメーカーのランドビール株式会社が発売した「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」のこと。常にこだわりの地ビール(定番の「金しゃちビール青ラベル」は「JBAジャパンビアグランプリ」、「JCBAインターナショナルビアコンペティション」金賞を受賞している)を醸造しているこのメーカーが、今回地元名古屋の名産にこだわった限定商品だ。

この「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」は、原料に麦芽のほかに赤味噌も使用しているので酒税法上発泡酒となる。製造方法はビール同様で、その過程で赤味噌を加えるそうだ。色合いはまさに赤味噌で、風味も赤味噌がいきている、麦芽と味噌の旨みを融合した味わい豊かな酒なのだとか。

また、発売当初から人気が高く、まず3月15日に中部圏のココストア及びミニストップ(一部店舗除く)で限定発売し、その売れ行きが好評すぎて、途中で販売中止を余儀なくされた。続いて、全国発売された4月6日も即日完売した。
これほどの人気ぶりは、メーカー側も想定外だっだらしく、今でも問い合わせが殺到しているそうだ。
 
今やメーカーは品切れで入手困難になっている伝説の「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」の味は、このまま幻になってしまうのだろうか…と思ったら、朗報が! 人気に応え5月26日に追加発売されることが決定! この次は6月の発売予定だとか。人気の高い商品なので早いもの勝ちになりそうだ。
 
私は、この「金しゃち名古屋赤味噌ラガー」をまだ味わってはいない。このチャンスに何とか入手して、名古屋の赤味噌がいきるビール(酒税法上発泡酒)と赤味噌料理との相性を楽しんでみようと食いしん坊心の企みがはじまっている…。(タコ・イカ・マンボー)
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