かまぼこがおやつに!?噂の“パンロール”とは?
メロンパンを筆頭に、なんだか近ごろパンブームですよね。自他共に認めるパン好きの私。
こじゃれたクロワッサンやバゲットもいいけど、昔ながらのカレーパンやドーナツなんかも大好きです。

ところで、最近注目のパンは「パンロール」って知ってました? もとは北海道のかまぼこ屋さんが開発したもので、魚のすり身をパンでくるんで揚げたもの。ふつうに惣菜パンとして食べるほか、おかずやおつまみにもなるところがなんとも独特なパンなのだとか。すでに北海道ではブーム到来! 現在、ジワジワと関東圏にも広まりつつあるそうなのだ。

パンはもちろん、ネリモノ系も大好物なので以前からぜひとも食べてみたかったこのパンロール。しかし、私の住む関西圏にはまだ上陸しておらず、揚げたてを食べるには北海道までいくしかない状況。ところが、そんな私にもついにチャンスが! 大阪・阿倍野近鉄百貨店で開催中の「初夏の大北海道展」に、ウワサのパンロールがやってきた! ということでさっそく味見してきましたよ。

出展していたのは明治16年創業、函館に店舗を構えるかまぼこの老舗「宮原かまぼこ」さん。その場で次から次へとスタッフの方々が揚げており、できたてがすごい勢いで飛ぶように売れていた。見た目はなんとなく春巻きのような感じで、1コ210円也。

ひとつ買って食べてみると、サクッとこうばしい中からチーズがトロ〜リ。さらに食べると、なんと! 北海道らしくカニも入っていた。
う〜ん、おいしい! なんか早くもリピーターになりそうな味わいです。これはやっぱりお肉屋さんのコロッケとかたこ焼きみたいに、買ってすぐアツアツを頬張りたい。甘いパンが苦手な人にもこれならおススメ。それにしても、かまぼこをおやつ感覚で食べることができるなんて……これってやっぱり新しいかも。

さらに、からし醤油などをつければごはんのおかずにしても違和感なさそう。北海道らしくホタテや鮭などで中身に変化をつけたバリエーションも食べてみたい! と思いました。すっかり気に入ってしまったこのパンロール、北海道からどこまでブームが南下していくのかその動向を今後も見守っていきたいところ。できればデパ地下などで、いつでも買えるようになってほしい〜!(野崎泉)
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