アメリカの子供も夢中、 DDRでダイエット
 飽食の国アメリカでは、ちょっと太りぎみ? まで入れると60%以上が肥満です。より深刻なのは、都会にすむ子供達の肥満。
都会では共稼ぎの家庭が多く、どうしても食事は、簡単にすませられるファーストフードに偏りがち。また、遊び場所になる公園や広場が少ないため運動不足になり、肥満にまっしぐら。ニューヨークの子供の肥満率は、とうとう50%を越えてしまいました。

それを一番憂慮しているのが他でもない医療保険会社。肥満は成人病の温床となり、将来多大な医療費がかかるのではないかと、すごーく心配しております。そこで、運動の苦手な子供達にも、気軽にエクササイズが楽しめて、ダイエットに効果的と、注目され始めたのが、コナミ株式会社の『ダンスダンスレボリューション(DDR)』。
日本でももうおなじみのゲーム。日本国内では1998年に発売され、家庭用ゲームとして410万本を越す大ヒット。アメリカでも2001年3月に発売され、すでに200万本をセールしています。

先日報じられたニュースでは、ウェスト・バージニア医療保険会社では、ウェスト・バージニア大学の協力のもと、研究費約700万円をかけ、お医者様に減量を命じられた子供達に『DDR』を貸与し、6ヶ月間で減量してもらうというプログラムを開始。150センチ80キログラムのジョーンズ君(9才)も、このプログラムで減量中です。毎日ジムに行かなくても、家の中で楽しくゲームで遊ぶだけで、苦手なエクササイズがクリアーできるのでご満悦。
あとは大好物のハンバーガーをちょっと我慢するだけ。これなら続けられると言っています。

この話題について、『DDR』を開発したコナミにもお話を伺ってみました。
「米国の社会問題にまで発展している、「子供の肥満問題」に関しては、以前より関心はありました。本年、任天堂ゲームキューブにて、子供向けの『DDR』を投入します。単なる従来シリーズのコンバージョンではなく、子供たちにも馴染みのある任天堂のキャラクター『マリオ』を通じ、『DDR』本来のゲームの楽しさを味わってもらえるよう、工夫して商品化しました。
音楽に体全体を動かして遊ぶことは、子供の運動・脳発育の上で、プラスになると信じております」

コナミでは、子会社のコナミスポーツが、日本全国でフィットネスクラブを運営し、子供向けの『運動塾』を展開、子供達のカラダとアタマとこころの健全な発達に、力を注いでいます。

7月14日に日本国内で発売された『ダンスダンスレボリューション ウィズ マリオ』は、おなじみのキャラクターとかっこよく踊れて、すでに大人気。これなら運動不足気味のお父さんも、お家で子供と一緒にエクササイズできそうですね。

アメリカでの発売予定はまだ先のようですが、アメリカの子供たちも夢中になること間違いないでしょう。私も甥へのプレゼントとか言って、自分に買っちゃおうかな?(チン・ペーペー)