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「ママチャリ」の“ゆるい”流行の流れを追った

       
10年ぶりにチャリを買いました。
ごく普通の「ママチャリ」なのだが、驚いたのは、その軽さとデザインの変化である。旧マイチャリは、深いブルーグレーでカゴもメッシュ調。似たようなのはいま、店先に並んでいない。
ひょっとしてママチャリにも流行があるのではないか。そう思い、ブリヂストンサイクル販売企画部の松森さんに聞いてみた。

「ママチャリという言葉は、とくに定義がないのでメーカー側では使わないのですが、"軽快車"と"ミニサイクル"という分類でいうと、確かにいろんな変化が出てますね」
たとえば車輪。かつては26インチが主流だったが、70年代に22インチが登場。その後、24インチが主流の時期が続き、再び現在は26インチに戻っているのだとか。
また、フレーム(車体)も、昔は高い自転車がステンレス、安いのが鉄にメッキという分かれ方だったように思うが、
「今はステンレスが当たり前。かつては高かったアルミも、90年代から中国の安いものが入るようになり、フレームに使われることが増えてますね」

いちばんわかりやすい変化は、やはりカゴ。70年代はワイヤーにビニールコートしたカゴの中に「インナーバック」という袋を入れたのが主流だったとか。私の初代チャリもそうでした。
「これは時間が経つと汚れたり、割れる難点があって。82年頃に『かっこよさと実用性』から登場したのが、黒のメッシュカゴです」
これが私のだ。このメッシュ大流行で、90年代にはインナーバッグが完全に消えることになる。93年頃にデザイン性を重視した「籐カゴ」も一時かなり流行ったが、これも濡れるとカビることから衰退。
現在は、錆びにくく、デザイン的にもスッキリのステンレス製のカゴと軽くて丈夫な樹脂のカゴが二大勢力となっているのだとか。

さらに、車体の色にもやはり流行はある。
「70年代は白やグリーンなど、明るく軽い色が多かったんですが、80年頃に当社と三宅デザイン事務所さんとのコラボで『ボレロ』という赤の自転車を出したところ、これが大流行し、一気に赤が主役になりました」
その後、80年代後半から90年代まではつや消しの黒、そして、現在はシルバーが主流となっているという。
自転車の流行色は、ファッションや車の流行と関係しているのかと思ったが、
「実際に売れる色は別なんですよ。駅前などに同じ色の自転車ばかりが並ぶようになると、他の色を買うようになるようで。自転車は毎年買うようなアイテムでもないし、4〜5年くらいの流れですね」
とのこと。

90年以降、量販店などで買える安価な外国製自転車がどんどん増え、現在は販売台数の8割を占めるほどになっているという。安く買えるため、「消耗品」のような扱いになっているのだそう。
「"地球にやさしい自転車"とはいうけど、使い捨て感覚になって、ゴミが増えている。メーカーとしては、本当は良いものを長く乗ってほしいですけどね」
(田幸和歌子)

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2005年8月13日のコネタ記事

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