自動販売機は進化する
こちらが、買えばポイントがたまる「ポイントカード」自販機
ジュースでも買おうと自販機の前に立った時、
「まいど!」
と、声が聞こえてきたらあなたはどう思うだろうか。

挨拶してくれたのは「おしゃべり自販機」と名付けられた、ダイドードリンコ株式会社の自動販売機だ。

この自販機、「おしゃべり自販機」と名付けられただけあり、びっくりするほどよく喋る。

例えば釣り銭切れの時、普通の自販機なら釣り銭切れランプが光るくらいだが、この自販機の場合は違う。
「すんません。いま釣り銭切らしてますねん」
と親しみをこめて案内してくれるといった具合。
そんな風に言われてしまうと、「じゃあしゃあないか〜」と思えてしまうから不思議なものである。
他にもちょっとした挨拶や、季節・時期に合わせた台詞、それにボケまでかますというからネタが広い。

大阪でも「おもろいやないか」とうけているとのことで、その喋りはなかなかのものらしい。
それに機械とはいえ、話しかけられるとやっぱりうれしい。ちょっとした癒し効果も期待できる(かもしれない)自販機なのだ。
ちなみにダイドードリンコ株式会社は自動販売機に力を入れていて、購入するたびにポイントの貯まる「ポイントカード」自販機など、ちょっと変わったものも発表している。
ポイントが貯まれば何かアイテムに交換でき、なるほど自販機をよく利用する人ならこれはお得だ。

そのうち「ジュース冷えてまっせ」と、道行く人に営業を始める自販機が登場する可能性もありそうだ。

なお、ダイドードリンコさんにお話を伺ってみたところ、しゃべる自販機や変わり種の自販機は関西だけでなく、全国に設置されているそうなので、近くに無いか探してみてはいかがだろうか。
あなたの街のしゃべる自販機、はたして標準語なのか、関西弁のままなのか。ぜひ、その耳で確かめてみてもらいたい。
(のなかなおみ)
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