
なんと読むのかわからないが、燕という漢字が書かれ、ツバメの絵まで入っている。
もしかしてこれ、高級食材のツバメの巣入りジュース? 店のおじさんに聞くと、ツバメの巣のエキスが入っているらしい。高級食材のわりには、値段が130円とたいへんお買得だったので購入してみた。
ジュースをコップに注ぐと、ドロドロした透明の液体の中に白っぽいつぶつぶがたっぷり入っている。このつぶつぶは一体なんだろう? ツバメの巣ではないはずだ。
改めて缶を見てみると、「雪蛤」という漢字も書かれている。“ゆきはまぐり”? さらによ〜く見ると、ツバメのほかに蛙の絵が描かれているではないか。こ、これはもしかしてマンガ「美味しんぼ」にも登場したアレではないか!
「美味しんぼ」11巻“香港味勝負”で、雪蛤(スウコウと読む)とはカジカガエルの脇腹についている脂肪を干して戻したもので、ココナッツミルクとあえたデザートととして紹介されていた。
このつぶつぶは、蛙の脂肪だったのか! ひえ〜。
さらにネットで調べてみると、正確には脂肪ではなく(両性類に脂肪はほとんどついていない)メスの蛙の輸卵管だそう。「早春の繁殖に向けた冬眠前の秋から冬にかけて、たっぷりとゼリー状の物質をたくわえた」ものを使うとか。おえ〜。
味の方はというと、大量に砂糖が入っていて半端じゃなく甘いが、ツバメの巣も雪蛤もそれ自体は無味無臭なので、思ったほど飲めない味ではない。
コラーゲンたっぷりで美容にはよさそう。毎日飲めばお肌がプルプルになるかも!?
(いなっち)