アメリカで人気の「サック&ブロー」
最近、飲み屋やクラブ、パーティーやイベントの催しとして「サック&ブロー」なる15センチ程のプラスティックの筒に入ったショットが人気急上昇。

ショットとは言う物の、フルーツフレーバー付きゼリー状のアルコールなので簡単には飲む事ができず、二人がかりで協力しあいながら飲むというゲーム感覚のお酒だ。


筒には両端に蓋がついていて「サック(吸う)&ブロー(吹く)」の名前の通り、
一人が片端に息を吹き、もう一人は片端で息を吸いながら二人で一緒に口にくわえながら味わう新しいショットの飲み方?でもある。

フルーツフレーバーゼリーのウオッカやジンを何故、わざわざ筒に入れてしまったのだろう?
「じょうごが付いたホースを口に加えビールを飲んでいる人を実際に海辺で見かけ、その隣の女性が小さいカップに入ったゼリー入りのウオッカを飲んでいたんだけど、この二つが一つになったら、すごくクールだと思ったんだ」
と言うのは、ダグ・ハメールさん(じょうご付きのホースというのは、学生が飲み会でするゲームの一つで言わば早飲み、一気飲みをする時に使用されるものだ。例としてはこんなもの)。

早速学生時代に遊んだホース付きのじょうごのホースを切って両脇にキャップを付け、周りの反響も良かったため専売特許を取得し、発売に至ったのだが「ゼリーで安泰な老後を築いた」と投資家達の間でも話題になっている。

じょうご付きのホースやゼリーウオッカは一人で飲むだけだが、この筒状だと吸う人、吹く人二人で息を合わせなくてはならないので初対面でも「協力」というこだわりが緊張をほぐす。こういう飲み方が面白いからというだけではなく、サック&ブローの思惑はマッチメーカー的な存在でもあるようだ。


実際にウェブ上では出会いストーリーを募集していたりするので、これを切っ掛けに片端の人とデートに漕ぎ着けることができたり、ウェディングベルなんてこともあり得るのだろう。
そんなサック&ブロー、日本でも密かな会員制クラブで販売されているという。う〜ん、どういうクラブなんだろう。。。(シカゴ/あらた)