どこへ行ったんだろう? なんて思っている方も多いはず。
実はここシカゴでは、シカゴ警察署が使用している。シカゴのオヘア空港でケーススタディーを始めて以来、観光客が多く車の渋滞が多いダウンタウンでは「馬」に乗っていた警察官も現在では「セグウェイ」に乗っている。
馬より遥かに経費を節約できるという点と、静かにスムーズに早く移動できる点が警察署にとって魅力だったらしい。
セグウェイでパトロールしているのはシカゴ警察署に限った話ではなさそう。というのも、国土安全保障グラント条例でもセグウェイの使用規定が承認されているので、現在ミリタリーでも使用中。他の市警察で使用していたり、大学構内やショッピングモールのセキュリティー等にも使われている。
セグウェイから警察専門の「警察モデル」というものを出しているので将来的に全米の警察で使われることになるのかもしれない。
観光客向けにミシガン湖畔のセグウェイツアーなるものがシカゴにはあるが、一般の人が通勤や通学にセグウェイを使用している姿をまだ見たことはない。
現在全米42州でセグウェイを歩道・自転車道に限っての使用を認めているらしいが、クリスマスプレゼントは「セグウェイ」なんて言う人は、地元の市や地区でしっかり確認してから買わないと、乗れない、なんてことにもなりかねないので要注意だ。
来年には、シカゴ消防署もセグウェイを使用するという。
渋滞するダウンタウン、サイレンを鳴らしても緊急を要する救急車が思うように進まない、なんて言う場合には持ってこいかもしれない。救急隊員のみセグウェイで駆けつければいいのだ。
本当に「世界を変えるマシン」になればいいのだが。
(シカゴ/あらた)