専用プレスで「スパムむすび」を作ってみた
かんたん!
スパムといえば、和英辞書にものっているほど、世界的に有名なアメリカ発、缶詰のハム(豚のひき肉メイン)の商標である。本拠地ミネソタ州にはスパムミュージアムまであるらしいから、スパム恐るべし!
そして、このスパムをご飯でにぎった「スパムむすび」は、特にハワイで定番の味として人気らしく、スーパーなどでも手に入るとか。
また日本でも沖縄では同じく有名らしいので、ご存知の方も多いのでは?

私もその存在は知っていたのだが、スパムのみでも、まだ食べたことがなかった。なんとなく、あの缶詰の写真=スパムのハンバーガーをみていると、遠慮しておこうかな、という気持ちになっていたのだ……。
ところが先日、「スパムむすびプレス」という「スパムむすび」専用の器具を見つけてしまい、思わず購入してしまった。アメリカって、苺のヘタ取り器とか、手を使った方が早いようなものまでなんでも器具化するよな〜、とずっと思っていたところに、この「スパムむすびプレス」ときたのだから!

さて、中にはスパム一缶と、透明のプレスキットがひとつ。
あとは、海苔とご飯さえあれば作れる、というように、簡単手軽に作れるのはたしか。不器用で、普段から料理をほとんどしないため、その出来具合いには不満が残るが、食べてみたらそこそこ美味しかった。
クセになる人の気持ちもわかるような。正直、最初はこのプレス、ちょっとバカにしていたけど、けっこう良いかも。

ただ、ちょっと根本的なところでモノ申す!
日本人もほとんどの人が曖昧だったと思うのだが、実は、「おにぎり」と「おむすび」には大きな違いがある。というのを、私も最近テレビで知ったのだが、「おむすび」は手だけでにぎったもの、「おにぎり」は器具を使ってにぎったもの、が正しいのだそう。
ということは、「スパムむすび」ではなく、本来は「スパムにぎり」となるわけ! でもまあ、アメリカ人がつけたのだろうから、しかたないか。「スパムむすび」で定着してるしね!
(田辺 香)