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上野動物園近くで「パンダおにぎり」を食べる

「京樽の茶きん鮨って知ってるか? あれはよ、発売してみたら大阪ですごい人気になって、それがキッカケで全国チェーンまで大きくなったんだよ。まあ、今は倒産しちまったけどな。ハハハ。まあ、店なんていうのは何か1個売りになるものがあれば続くんだよ。うちはそれで42年よ」と饒舌よく喋る先代のご亭主。

根津の駅を降りてすぐ道路を渡って路地裏を覗き込むと、そこには下町のなんとも懐かしい風景が広がる。ここは上野・根津のおにぎりのお店「いなほ」。この店で売りにしているものとは、なんともキュートな見た目の「パンダおにぎり」のこと。1972年10月28日、上野動物園にランラン・カンカンがやってきた頃から販売を始め、なんと32年間も変わらず愛されつづけてるおにぎりなのだ。

私が頼んだのは、好きなおにぎり3つと卵焼きとお味噌汁がついてくる「おにぎり定食」590円。注文してからその場でご亭主がおにぎりを握ってくれる。ひと口食べてみると、

「やっぱ違うだろ、冷たいおにぎりはいくらでもあるけどあったかい握りたてはあんま食べられないよっ」

というご亭主の言葉に納得。お米がおいしい! ふっくらとしていて、お米自体の甘さが感じられる。海苔もとても良い香り。これを卵焼きをつまみつつ、お味噌汁がすすれるとは、まさに至福の瞬間。

そしてメインの「パンダおにぎり」はというと、手に持って可愛さをマジマジと堪能した後、海苔で包みがぶりと頂きます。おかかご飯とパンダの口の小梅が良い感じにマッチしてとても美味。あまりに可愛さに食べるのを迷ってしまいますが、かわいさと同じくらい美味しい「パンダおにぎり」でした。

焼き魚やおかずも美味しいという「いなほ」は夕方からが一番賑わうそう。仕事帰りのお父さんが一杯ひっかけた後、「パンダおにぎり」を子供へのお土産に買っていくと大変喜ばれるそうで、あまりの可愛さに抱いて寝るお子さんもいるのだとか。
上野に訪れた際はちょっと足を伸ばして、是非握りたてのおにぎりを食べてみてください。
(エキサイトニュース編集部 たんなお)

おにぎり・おにぎり弁当・お茶漬けの店「いなほ」
住所:東京都文京区根津2−18−3 宮の湯前
営業時間:11:30〜13:30、17:00〜22:00
定休日:火休

*追記:「いなほ」は2005年に惜しまれつつ閉店しました。

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