サッカーボール型おにぎり専用のりの秘密
(上)完成品(下)うまく並べるとなんと1枚に!
大阪府吹田市の東急ハンズで開催されていた珍しい食材・食品フェアでおもしろい物を発見。その名も「サッカーのり」。
サッカーボール型のおにぎり専用に開発されたのりだそうだ。

しかし、サッカーボールの形をしたおにぎりなんて漫画やドラマでしか見たことないし、いかほどのニーズがあるのだろうか、なんて思いつつも購入。これもBitコネタのため、こっちのニーズの方がよほど珍しいか。15枚入り、おにぎりの型付きで300円(販売店によって値段に幅有)。

帰宅後、実際に作ってみた。直径4.5センチの球体のおにぎりを型を使って作成。非常に複雑な六角形の切込みが入ったのりをくるっと巻きつけて両端の凹凸を合わせ、それぞれの六角形を内側に折り込んで完成。なかなか素敵な仕上りだ。

ただ、完成形を見て思った。
サッカーボールだと白黒逆じゃないだろうか。反転してないか、これ。白黒付けるべくメーカーの株式会社川島屋に電話取材。
何と、代表であり、サッカーのりの開発者でもある松山社長自らご対応いただいた。

吉田 そもそもなぜこんな商品を?
社長 6年くらい前かな、当時小学生の息子がサッカーをしていたことがきっかけですね。
吉田 でも、サッカーボールおにぎりって小さな六角形ののりを貼り付けていくイメージなんですが。
社長 考えてください。うちは海苔(のり)屋です。そのやり方だとのりの使用量が少なすぎるんです。
吉田 なるほど! そこまで考えてなかった!
社長 では、展開図の作成段階で一番苦心したんですが、このサッカーのりを横にずら〜っと並べていくと綺麗に1枚のりになるの気付いてましたか。
吉田 え〜!(実際やってみる)あっ、本当だ。気持ち良い程ぴったりハマる。
社長 不景気ですから、海苔(のり)屋もアイディア勝負なんです。

サッカーといえばW杯アジア最終予選、無観客試合を控える日本代表。こちらも、サポーター無しだとモチベーションが上がり切らないかもしれないが、ジーコ監督の下、のり良く様々なアイディアでのり切って欲しい〜。
(吉田ジョージ)
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