あの名曲がカクテルに!? 京都にあるユーミンバー
(上)扉を開けてください……あらゆる恋の悩みを解く鍵がここにあります。(中)シックな店内にはユーミンのポスターやレコードがいっぱい。(下)名曲『魔法の鏡』をイメージしたカクテル。ジンベースのさっぱりした味わい。
大晦日の紅白に初出場したユーミン、見ましたか? 着物姿がさすが、キマってましたよねー。ところで、京都に“ユーミン・バー”なるものがあることをご存知だろうか。
矢沢永吉バーや浜省バーというのはTVなどでよく見かけるが(たいてい、店主がなりきりのそっくりさんなこと多し)、ユーミンバーというのは珍しいのでは? と思いさっそく出かけてみました!

パンフレットには「扉を開けてください。あらゆる恋の悩みを解く鍵がここにあります」「ユーミンの曲を聞きながら、ふと思い出に返る。昔のことを懐かしく思うのは、今が幸せだから……なんて。これはユーミンからのメッセージ」などという名文句が並び、オンナ心をくすぐります。
京都の木屋町という飲み屋街にあり、店名は『キャラメルママ』。ユーミンファンの女性がやっているのかな? と思いきや、スタッフは男性ばかりでびっくり! 店長の赤崎さんによると店名のキャラメルママはユーミンがデビューした当時のバックバンド名からとったそうで、オープンからめでたく12年目を迎え木屋町界隈ではちょっと知られた店なのだとか。地元京都の方はもちろん東京から噂を聞きつけてやってくる人もいるのだそうです。
ユーミン本人もまだ来店したことはないが、お店の存在は知っているそうで、関西で公演することがあればふらっと立ち寄られたりとか……ひょっとしたらあるかもしれないですね〜。

BGMはすべてユーミン、カクテルもすべて「ひこうき雲」や「中央フリーウェイ」「守ってあげたい」などユーミンの名曲にちなんだものということで徹底してます。ユーミンの曲はすべて揃っているので、リクエストなどがあれば気軽に頼んでOKとのこと。
「京都一、女性が1人でもきやすいバーめざしてます」というだけあって、取材とはいえなんか居心地がよくて長居してしまいました。京都という土地柄も手伝って、まさに恋に悩める乙女にはピッタリのシチュエーションが揃っているのかも!?

ちなみにお客さんは、20〜40代とかなり幅広く、たとえば20代女子なら『魔女の宅急便』のテーマソングにもなった「やさしさに包まれたなら」とか、もうすこし上の世代になると「卒業写真」など青春のノスタルジーに浸れる曲が好まれるそうで……。

う〜む、ユーミンのどの曲が好きかで世代がバレてしまうのですね……恐ろしいことです。
好き嫌いにかかわらず、その曲を聞くと当時の恋愛がよみがえることってありますよね。誰にでも「思い出のユーミン」が一曲くらいあるのでは? あなたならどの曲をリクエストします?
(野崎 泉)
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