マルシンハンバーグの看板娘『みみちゃん』の意外な過去
子どもの頃から今も時々、お世話になっているマルシンハンバーグ。脂でコーティングされたハンバーグを焼くだけという手軽さもさることながら、お値段も財布に優しいので給料前の強い味方! でもあります。

先日、久しぶりに食べてみたところ、う〜ん変わらないおいしさ。パッケージの白い袋を改めてじっと見つめていると「みみちゃん」のキャラクターもちゃんと健在です!

ところで、こんなにおなじみのみみちゃんだが、いったいどんなふうにして生まれたキャラクターなのだろうか……ふと気になった私は、マルシンフーズさんに問い合わせてみることに。
応対してくださった広報担当の平野さんによると、マルシンハンバーグが発売されたのが昭和37年。『みみちゃん』の名前の由来は美味しさを意味する『美味』からきているのだとか。ほ〜っ。当時は、まだ牛肉が手に入りにくく、マルシンハンバーグも原材料に魚と豚肉を使っていたそう。そのため、なんとみみちゃんの髪の毛のカールは魚、リボンの曲線は豚のしっぽをそれぞれ表しているんですって!
なるほど〜、いわれてみればカールは確かにサカナのカタチ、リボンのついた髪の先は豚のしっぽそっくりです!

当時、日本の食生活は現在のように欧米化されておらず、皆がちゃぶ台でごはん、味噌汁、煮物といったメニューを食べていた時代。
マルシンハンバーグをその場で焼いて試食してもらうキャンペーンなども全国で行っていたそうだが、なにしろ時代は昭和30年代。『ハンバーグ』という料理を知っている人すらほとんどおらず、『さつま揚げのオバケかい?』な〜んて言われたこともあったそう。今や子どもの好きなメニューにカレーと並んで1、2位を争うハンバーグなのにそんな時代もあったのですねー。
ちなみに、現在のマルシンハンバーグはさらに美味しさを追求しており鶏肉・豚肉・牛肉を使用しているそうですよ!

最後に、余談になりますが、私はマルシンハンバーグにケチャップ&ウスターソースをかけて食べるのが好きです。そのままでも充分おいしいのですが、なんか昔からの習慣なんですよね〜。
ところが周囲にふと聞いてみたところ、「私はマヨネーズ」や「しょうゆ&からしが最高!」etc. 昔からある商品だけに人ぞれぞれかなりのこだわりがあるようで…。
時々なぜかむしょうに食べたくなるマルシンハンバーグ、あなたはなにをつけて食べてます?
(野崎 泉)
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