名前だけのタレント、姓名判断的にはどうなのか
樹門先生の著書<a href="http://www.excite.co.jp/book/product/ASIN_4344007778/">『姓名の暗号』</a>含む暗号シリーズは39万部のヒット。金正日ファミリーからヨン様、暴君ハバネロまで、幅広く解説。姓名判断に興味がない人も楽しめます。
葵、美波、サエコ、奈津子、紗綾、YUI。
この名前、いま旬のタレントの芸名です。
このような“名前だけ芸名”って、このところ、ずいぶん増えた気がしませんか? 
 
気になったので「2006年版 新オールスター名鑑」で調べてみると、“名前だけ芸名”は新旧含め184人。中には安岡力也→力也のように、いつのまにか名前のみに改名した人も!
芸名といえば、姓名判断で決めるタレントさんが多いときくけど、名前だけでも占えるもの?
 
この疑問を、実際に多くの有名人を命名してきた姓名判断の権威、“占聖学”の樹門幸宰(じゅもんこうさい)先生に聞いてみました。
「もちろんできます。“名前だけ”“姓だけ”でも、ニックネームでもペンネームでも、“後から名乗った名前”という意味では同じです。その名前を名乗ったから良くなる・悪くなるのではなく、“その名前を名乗る運命にあったから、その名前を名乗った”ということです」

女優の小雪のように本名から姓を取って、名前だけを残すかたちの人も多いですが。
「姓をとることで運勢は変わります。
江戸時代に身分の低い人が姓を名乗ることが許されなかったため、名前だけを名乗っていました。この場合、占聖学で言うところの“行き詰まり運”がつき、“無心・無欲で、目標に向かってひたすら一途に打ち込む”という要素を持ちますが、人生の結果は金銭も愛情も寂しいものとなる運勢です」
そ、それは悲しすぎる! ちなみに芸人の友近のような姓だけ芸名も同じ“行き詰まり運”になるそう。いずれにしても、
「占聖学が考える良い名前の定義から2文字の命名はお勧めいたしかねます」
とのこと。最近仕事が激減したという小雪。本名の“加藤小雪”でよかったのかも?
 
では良い名前の定義とは?
「第一に“健康”、第二に“経済力”、第三に“愛情”。この3つが揃ってこそ幸せといえるのではないでしょうか。
いくらお金があっても不健康だったり、いくら愛情があってもお金のことで夫婦が喧嘩ばかりしているようでは、決して幸せとは言えません」
ああ、私には“経済力”がないや。

ところでこの占聖学ではどのように占うのですか?
「占いとは今日や明日という短期的なものだけでは決してありません。占聖学では、自分の一代の人生をベースに両親と祖父母の三代、または自分と子と孫の三代をセットにして、総体で読みます」
名前とは、祖父母、両親の魂が遺伝で伝わり、その魂の要素を型にはめる名前が自然とつくのだそうです。姓名判断って画数だけで占うものだと思ってましたけど、実に奥が深いものなんですね。

いま芸名を考え中の方、寂しい人生を送りたくなければ、2文字は避けた方がよいかもしれませんよ!
(いなっち)

樹門幸宰占聖学
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