
それは、「おみくじ」。
ジャラジャラポンやって、出た番号を出してもらう式のではなく、箱に手をつっこんで選んでひく式の、小さく折り畳まれてノリづけされてるやつ。それが50枚1セット。
いつからおみくじは、パーティグッズになったのか。てか、セット買いできるのか、おみくじ。
おみくじが売られていたのは、ビンゴカードとかが置いてあるところ。商店街の福引きとかでよくある三角くじも、同じところにあったので、なんとなく「くじびきつながり」商品という扱いっぽい。
「おみくじ」(50枚・472円)と、「花みくじ」(50枚・525円)の2種が売られていて、運勢と「あなたの花&花ことば」のついた「花みくじ」を1セット買ってみた。
で、開封。「小吉」。「あなたの花は つばきです/花ことば=運命は天にまかしなさい」と書いてある。
次、「吉」。「ブーゲンビリア/花ことば=熱情」。「激情の嵐に身を任せてはいけません」と、今度は控えめから熱い運勢になっちゃいました。就職「焦ったら失敗する」、デイト「穏やかな人と交際せよ」、結婚「熱情に任せずすすめよ」。ふーん。
そんな感じに次々ひいていって、50枚。いいのが出ても、悪いのが出ても、はい次、はい次、と、ありがたみ皆無。そもそも神社とかだって、こうやってまとめ買いしたものを出しているわけだから、同じことか。
いちおう内訳。「大吉×10、吉×10、中吉×15、小吉×9、末吉×6」、ダブりなし。中吉が多いな。で、このおみくじは凶が1枚も入ってない。だからなんだという感じではあるが。
一応お店の人に聞いてみたところ、神社の人が買いにくるというわけではなさそうで、普通の人が買うっぽい。でも、宴会やパーティで、集まったひとに、おみくじ配るのもなんかアレだし、飲み会で、「イエーィ、オレ大吉!」とか引きっこするのもなあ。
おみくじひきたおして、気になっているのは、このおみくじ、どう処理したものか、ということ。
まとめて売られていた、ありがたみ皆無の単なる印刷物。それでも、どことなくゴミ箱に直行というのも罰あたりな気もしないでもないし。
どうする。
(太田サトル)