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レッサーパンダはぬいぐるみに反応してくれるのか!?

昨年立つレッサーパンダとして一躍有名になった風太くん。
今年はパパになったということで、再びマスコミに登場。風太くんの子供たちも立つのか、なんてことがまた話題になりだした。そんな風太くんの話題をテレビで見ていたら急に動物園に行きたくなった。

実は、我が家から最も近い動物園、羽村動物園にもレッサーパンダがいるのだ。この動物園、昭和53(1978)年に町営動物園として開園した当初は、キツネや地震予知動物としてナマズやキジ、コイなど身近なちょい地味目の動物が多かったのだが、開園2年後にはキリン、その後シロテナガザル、フンボルトペンギンなどどんどん動物の種類が増え、2年前の平成16年にレッサーパンダがやってきたのだ。

さっそく動物園に行くのに母を誘ってみたのだが「疲れるから嫌!」とそっけなく断られた。
一人でただ動物園に行くのもいいけれど、せっかくの機会なので今回、前々から気になっていることを確かめるため、お供に以前コネタでもご紹介した「立つレッサーパンダのぬいぐるみ」、我が家の「ふくちゃん」を連れて行くことにした。実は、中国で、パンダが赤ちゃんを育てる練習としてぬいぐるみを使ったという話があって、レッサーパンダもぬいぐるみに反応することがあるのかどうかを知りたいと思っていたのだ。

動物園には多くの人がやってくるので、多少の声がけやじっと見つめる行為なら大丈夫か、と思い「ふくちゃん」を手にレッサーパンダの元へ。この日はちょっと暑かったせいか、2頭は高所でお昼寝中。ガラスに向かって大きく手を振ったり、それとなく気を引こうとしたが全くの無視。残る1頭はせわしなく歩き回っていたので、彼の目線に入るように移動をしながら「ふくちゃん」を見せるも、チラっとこちらを向きはするが全く興味なしといった態度。
後ろでは孫を連れたおばあさんが「ほれほれ、アライグマだよ。見てごらん。かわいいねぇ。ラスカルだよ、ラルカル」と叫んでいる。
ラ、ラスカル? アライグマ? 確かに似てはいるがこれはレッサーパンダです。

その後も数回、時間をおいて「ふくちゃん」を見せるものの無視され通し。予想はしていたが、やはりダメなのか。そこで、後日、きちんと確かめるべく電話でレッサーパンダが自分とそっくりのぬいぐるみに興味をもつかどうかを羽村動物園に聞いてみた。
「確かめたわけではないのでわかりません。またそういったことをするつもりもありません」とのお答え。
そこでさらに、日本でレッサーパンダの血統登録を担当している静岡市立日本平動物園にもレッサーパンダの習性とあわせて聞いたみた。
「ジャイアントパンダがぬいぐるみで育児訓練をしている映像は見たことがありますが、あれは抱きグセをつけることで、もともと持っている本能を引き起こすということでは意味があると思いますが、レッサーパンダで考えるとそれは邪道です」

確かに、名前はパンダとついてはいるが、ジャイアントパンダとレッサーパンダは別の動物だ。
では、レッサーパンダはぬいぐるみをちゃんと見て仲間だと思うのだろうか?

「レッサーパンダの視力がどのくらいかは、何を見てどう反応するなどの実験をしないと正確にはわかりませんが、そんなにずば抜けていいというものではないようです。でも数メートル先が見えないというほど悪くもありません。マーキングすることからも目で見るより匂いに対しての方が鋭敏です。それと、高い木の上で生活していますから、敵の侵入を察知する必要があるので振動には敏感ですよ」

そう言えば、レッサーパンダ舎のガラスにはガラスをたたいたり、触れたりしないように注意書きがあった。ただ驚かしてはいけないのね、とは思っていたがレッサーパンダが振動に敏感だとは知らなかった。やはりぬいぐるみの件は推測の域を出ないが、人間の匂いがぷんぷんするはずなので無視されたようだ。レッサーパンダからすれば「ふくちゃん」も単なる人間の体の一部か持ち物のように見えたのかもしれない。

最後に当たり前と言われれば当たり前のことなのだが、忘れがちなことを思い起こさせていただいた。

「動物は千差万別ですから、どういう環境でどういう生活しているのか、それゆえにどんな習性があるのか、というのをまず知るということが大切です」

ちょっと浮かれていただけに耳が痛かった。
(こや)

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