懐かしくて嬉しくなる、SEED大けしごむ展
(写真上から)カラフルな消しゴムが並ぶ。ほかに消しゴムの原料や昔懐かしの消しゴムなどの展示もある。<br>立体パズル<a href="http://www.assiston.co.jp/?item=1355" target="_blank">「KESHIQ(ケシック)」</a>。<br>自分のオリジナルハンコができる「けしごむはんこ」
以前、コネタでも紹介した株式会社シード(SEED)の特大消しゴム。SEEDといえば、日本を代表する消しゴムメーカーだ。
そんなSEEDの消しゴムが一堂に会したイベントが原宿「AssistOn」にて開催中だ。その名も「SEED大けしごむ展」。

今回集められた消しゴムの数は、なんと160種類以上! カラフルな消しゴムはお菓子のようにも見えて、なんだか子どものころに駄菓子屋さんに行ったときのような気分!
「見ているだけで、懐かしい、嬉しいという気持ちになって、単純に買う楽しさやおもしろさを思い出させてくれる――消しゴムならではだと思いますよ」
とAssistOnの斉藤さん。確かに子どものころは、消しゴムひとつ選ぶのにかなり真剣になったなあ。

けしごむ展には、定番の「レーダー」シリーズ(なかにはもちろん上述の特大消しゴムも!)、練りけしや香りつき消しゴムなど懐かしいものまでズラリ。なかには、消しかすが練り消しになるもの、通常より相当軽い消しゴム、マークシート用の消しゴムなどもあって、その技術の高さにも驚かされる。


あまりに種類が多いので、すべては紹介しきれないが、気になったものをいくつか。まずは「KESHIQ(ケシック)」。立体パズルになっている消しゴムだ。オフィスで仕事の合間に軽く脳トレするのにぴったり。その小さなサイズから簡単かと思ってなめていると、意外にてこずってしまうかも。難易度別にEASY、NORMAL、HARDの3種類があるので、まずはEASYからどうぞ。


また新商品、「けしごむはんこ」も注目したい一品。彫刻刀やカッターを使って彫る「ほるナビ」と、つまようじで彫れる「ラクほり」の2種類がある。「ほるナビ」は2層になっているので、彫ったところと残すところがわかりやすいのが特徴。「ラクほり」はつまようじで簡単かつ安心に彫ることができるもので、あらかじめヘラやつまようじがセットになったものもある。
「彫刻刀を使うとなると、ちょっと面倒かもしれませんが、これなら気軽に始めることができますよ」このセットでプチ芸術の秋気分を楽しむのもいいし、できあがったら年賀状にも使えそう。

昭和33(1958)年に世界初のプラスチック消しゴムを発売したSEED。
その後も日本のトップメーカーとして真摯に消しゴムを作り続けてきた。高い技術と抜群の使い勝手を誇りながら、キュートな遊び心も忘れていない。だからSEEDの消しゴムは、子どもだけでなく大人もワクワクさせてくれるのだ。

一番身近な文房具のひとつ、消しゴム。子どものころのワクワクした気持ちを思い出すことができる大けしごむ展は10月12日(木)まで。きっとお気に入りの消しゴムに出会えるはず!
 (古屋江美子)