古代ギリシャのチーズケーキを味わってみた
チーズケーキの発祥はギリシャだった!?
世界で最初のオリンピックが古代ギリシャで開催されたのは、紀元前776年。世界史の教科書の最初のほうのページに出てきた記憶が、うっすらと残っていますよね!? 今と同様4年に1回、開催されていたそうで聖火リレーこそなかったものの、たいまつをリレーするという習慣は当時からあったそう。
金銀銅などのメダルはまだなく、勝者にはオリーブの冠が贈られていたとか。ギリシャ市民の男子が陸上競技を中心に、幅跳び、円盤投げ、槍投げ、レスリングなどの競技で肉体の限界に挑んでいたようです。

ところで、当時のアスリートたちのエネルギー源がチーズケーキだったというのはご存知でした? 先日、「日本最古のチーズ“蘇”を使ったチーズケーキ」を取材した「大阪チーズケーキフォレスト」で、実はもうひとつ気になっていたのが「復刻・古代ギリシャのチーズケーキ」(!)だった。
この時代、チーズは今の運動選手が服用するサプリメントのようなものと考えられていたんでしょうか??
はちみつをかけて食べるギリシャ風の独特のケーキで、おもな材料は無漂白の小麦粉とリコッタチーズ。さっそく味わってみたところ、「舌がシビれそうに甘い!?」と思いきやケーキそのものの甘さは控えめ。生地にナッツのようなものが入っているので食感もよく、飽きずに最後まで食べられました!

さらに、驚いたことにものの本によると、この古代ギリシャで生まれたチーズケーキは古代ローマ人がギリシャを征服したことでイタリアへ渡り、さらにイギリスへと伝わり、その後移民によってアメリカへと広がっていったそうなのです!
私もチーズケーキといえばなんとなくアメリカのママの味、というイメージがあったのですが、チーズケーキのルーツがまさかギリシャにあったとは……。お菓子の世界も調べていくといろいろな歴史やバックグラウンドがあるんだなぁ〜とちょっと感心。

この「古代ギリシャのチーズケーキ」は「大阪チーズケーキフォレスト」でしか味わうことができないメニューだそうなので、甘いもの好き&スポーツ好きの方はぜひに。
(野崎 泉)
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