あの基準に迫る 銭湯の混浴って何歳までOKなの!?
東京都の条例では銭湯での混浴は10歳まで可能!? (写真はイメージ)
以前、Bitで「中野にあるサービス過剰な銭湯とは!?」という記事を書いたが、何かと銭湯の話題には敏感な筆者。今でも事あるごとに銭湯に足を運び、ペンキ絵で心癒されながらまさに“身も心も洗われる”日々。
幸せな瞬間である。
そんな銭湯ライフで度々子ども連れのお客さんを見かけるが、中には男湯なのに小さな女の子がいることも……。まぁこれも混浴に当たるんだろうなぁ、と思いつつふと湧いた疑問「混浴って何歳まで大丈夫なのだろうか?」。
もちろん大人はダメに決まっているが、そもそも厳密なルールは存在するのか、東京都にお話を聞いてみた。

お話を伺ったのは、銭湯の入浴料金などを決める「東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課公衆浴場係」。
単刀直入に疑問を投げかけてみると……?

「銭湯の混浴は、東京都の条例では10歳以上の男女を混浴させないことになっています」

東京都の条例ということは、他の県では違うという事。
ということで他県の公衆浴場組合にも問い合わせてみると、意外とバラバラな結果が……。北の北海道では“12歳未満まで”、大坂では“概ね12歳”という曖昧な基準、鹿児島は“10歳まで”と若干の差があるようです。ちなみに兵庫県では“6歳まで”と他県に比べ厳しい様子。組合の方も「兵庫が全国で一番きびしいかもね」とのお話。

とは言うものの混浴基準に沿った年齢の判断は各銭湯にまかせられているそうで、実際には番台の人次第。要は見た目が肝心なのである。
では万が一、年齢基準を超えて混浴し注意された場合、どうなってしまうのか?

「今のところ罰則はありません。ちなみにそのような前例もないです」(※前出・公衆浴場係)

なるほど。さすがにそんな無茶をする人間は存在しなかったか。まぁ仮に前例が存在し「銭湯で年を誤魔化し混浴、逮捕」なんて取り上げられてたら珍ニュース以外の何物でもないし。末代までの恥である。

ということで銭湯好きなあなた、混浴には年齢上限があるのでご注意を。
東京都では10歳になってますのであしからず。
逆に10歳までの子どもなら混浴し放題なのかぁ、という叶わない願望を胸に、こんな邪念も銭湯で洗い流さなければと、ただただ自省の銭湯ライフです。
(木南広明)

※今回の年齢基準は銭湯に限ります。その他の施設ではそれぞれの基準をご確認下さい