パスモのロボット、名前はまだない
ようやく販売が再会されることになった、PASMO。ロボットも、いっそう出番が増えそうです。
9月10日より、ようやく定期券以外の販売が再開される「PASMO」(パスモ)。
約5カ月前、過熱する人気の中で発表された販売休止は、人気絶頂アイドルの突然の休業宣言みたいだった。


そのあおりをモロに受けたのが、イメージキャラクターを務めているピンクのロボット。
新人ながら、大先輩であるSuicaのペンギンとCMやポスターで共演したものの、PASMOの販売休止とともに露出は激減。彼の姿を見る機会は、駅のポスターくらいしかなくなっていた。今ではもう、ロボットの名前すら思い出せないでいる。
ロボットの名前……ロボットの名前……あれ? ホント何て名前だっけ?

周りに聞いても誰も知らないし、公式サイトには“PASMOのロボット”としか書かれていない。一体どんな名前がついていたんだろうか。それだけを東京都交通局に聞いた。
「実は、正式名称がついていないんですよ」
まさかそんなことがあるとは。普通、キャラクターには名前がついているもの。そもそも名前がついてなかったなんて……。

じゃあ僕らは、何て呼んであげたらいいんだろうか?
「私たち事業者で呼ぶときには“PASMOのロボット”や“ロボット”と呼んでいます」
どうやら、可愛げなニックネームもないらしい。呼ぶ人が、パスモ君でもロボモ君でも、何でも好きに呼んじゃってよさそうだ。


ちなみにこのロボット、プロフィールの中で衝撃の告白をしている。
『首都圏をキビキビ移動するのが大好きなロボットです。普段はおなかのポケットにしまっているPASMOを使って移動しますが、急いでいるときは自らバスや電車に変身して移動します』
アンタがPASMOなしで移動しちゃダメだろに。

ところで、実はSuicaのペンギンにも名前がないという。大先輩に名前がないんだったらしょうがない。JR東日本に聞いたところ、あえて呼ぶなら“Suicaのペンギン”とのこと。今のところ名前がつく予定もないらしい。
というのも、Suica立ち上げから活躍しているこのペンギン、もともとは絵本作家・さかざきちはるさんのオリジナルキャラ。Suicaに起用され、Suicaのキャラとして有名になったんだけど、絵本でも名前はなかった。そういった理由から、今でも名前がないまま、“Suicaのペンギン”として親しまれているのだ。

最後に、“PASMOのロボット”に名前がつく可能性はあるか、もう一度東京都交通局へ聞いた。
「もともとお客様に認知されてから愛称を決めようということになっていたので、今後、時期や決定方法なども含めて、検討する予定です」

詳しくは決まっていないけど、名前がつくかもしれないPASMOのロボット。
公募なんてこともあるかもしれない。

みなさんなら、彼に何という名前をつけますか?
(イチカワ)
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