
先日寝具メーカーのショールームに足を運んだときに、お店の方に言われて驚いたのが「マットレスは、定期的に動かしてあげると長持ちします」というひと言。
「1年に数回、マットレスの上と下(頭と足の部分)や表面と裏面を変えてあげるのが理想的です。定期的に動かすことで、耐久性を向上させ、スプリングにかかる負担が分散されます。購入して最初の1年間は、1カ月に1回程度、2年目からは2〜3カ月に1回程度動かしてあげるといいでしょう」
とのこと。とはいえ、あの巨大なマットレスを1人で動かさなくてはならない……となると、かなりの大仕事。動かせない場合に、他の簡単にできるメンテナンスは?
「表裏を反対にするのが大変であれば、マットレスを壁に立てかけ斜めにし、風通しを良くするだけでも◎。ベッドパッドなど洗えるものはこまめに洗い、洗えないものは干すと良いですね」(同)
確かに、ひっくり返すよりは、立てかけるほうが楽かも。これならあまり力を使わずにできそう。またふとんや枕の場合も、「常に同じ面や方向で使うよりは、変えたほうが耐久性がよくなる」ということなので、こちらも定期的に動かしてあげるのがよさそう。
小学生の頃、マットレスの間から、無くしたと思っていたペンや雑誌が出てきて、ビックリしたことがあった。そんな思わぬ落とし物もあるかもしれないので、定期的にマットレスは動かしてあげて、末永く快適な眠りを共にしたい。
(武田由紀子)
・フランスベッド(株)HP